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2007年9月29日 (土)

『サルバドールの朝 』(原題:SALVADOR)

Salvadornoasa01
舞台は1970年代初頭、フランコ政権末期のスペイン。主人公は自由解放運動グループに身を投じる25歳のサルバドール。活動資金を得るため銀行強盗を犯すようになる。
彼を捉えようと張り込んでいた刑事との撃ち合いの中で警官を死なせてしまう。しかし、死んだ警官の身体は彼以外の銃弾が残っていた。その事実を警察は揉み消し、彼は正当な裁判を受けられないまま死刑を宣告される。

目的のためには手段を選ばないサルバドール達。
弁護人アラウが最初に「君たちの活動に共感はしない」と言った台詞は私の気持ちでもあった。
しかし、獄中の看守へススとの交流や家族への愛情を通じて、サルバドールが良識ある好青年であり、何とか救ってあげたいと願うようにさえなるのである。
理不尽極まりない運命にも決して希望を捨てなかったサルバドール。
ラスト、その死が決して無意味ではなかった事にまだ救われた気がした。
でなければ、あまりに酷すぎる。

サルバドールは聖人君子面した革命家ではない。もし映画がそんな描き方だったら食傷してしまう。
ごく普通の青年が、国の行く末を憂い、行動を起こす。
誰かがやらなければならない。自ら暴走する事で変革の起爆剤になろうとしたのだろう。荒っぽいけれど純粋な気持ちからなのだ。
どの国にもこのような抑圧された時代はあったと思う。
その時、自分はどのように考え行動するのか、果たして、流されるまま何もしないのか。
また、冤罪をきせられた時、自分は理性的に立ち向かえるのか。
これは事実に基づいた話。遠い世界の物語ではない。
胸にずっしり作品の持つ重みが圧しかかってきた。

Salvadornoasa02 ダニエル・ブリュール君、いいっつ!!
今まで演技力は認めつつ、そんなに…かなぁ?だったのです。
いいカンジに成長したではないですか。(身長伸びて見栄え良くなったと一人納得。)
そして上手いっつ!!自然に目が追ってました。

お目目くりくりん。口元キュ♪
や~ん、子犬キャラだー(笑)
↑最後は結局これかい、自分っつ!

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