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2008年10月21日 (火)

『わが教え子、ヒトラー』(原題:Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler)

Mein_fuhrer_die_wirklich_wahrste_wa この話は真実だ。しかし“真実すぎる”ため歴史の本には出てこない。

このモノローグで始まる作品、敗戦が濃厚になりつつある1944年12月のドイツが舞台。
収容所から呼び出されたユダヤ人元演劇教授は、ナチス最高幹部たちに精彩を欠いたヒトラーに力強い新年のスピーチをさせるよう命じられる。
かくして密室(といっても隠し窓から丸見えなのだが)で2人+dog(←これポイントです)の演技レッスンが始まる。
教授は隙あらばヒトラーを殺そうとするが、なかなか踏み切れない。
過去のトラウマに囚われ涙を流すヒトラーの姿はあまりに無力で哀れだからだ。
レッスンを繰り返すうちヒトラーは教授に心を許すようになっていくが…。

ダニー・レヴィ監督はユダヤ人ですから、ヒトラー憎しの作品かと思いきや、コメディではありませんか。この切り口は斬新です!
ヒトラーと側近たちをおちょくっているのですが、ハンパじゃあ、ありません。痛烈で痛快です。
歴史を忠実に描くだけでは“真実”に迫れない場合もあります。そのいい例だと思います。
そしてあの思いもよらないラスト!
これまでのコメディがトラジェディーへと反転するのです。その分、心にくるよね。
ヒトラー映画でこんな洒脱な作品を作ってしまう監督に脱帽です。

※うわ~ん、ようやくアップできましたあああああああsweat01

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