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2009年1月19日 (月)

『我が至上の愛 ~アストレとセラドン~』(原題:Les Amours d'Astrée et de Céladon)

もし、フランスの歴史と文化に精通していたなら違った見方ができたかもしれない。
もし、フランス文学の素養があったなら違った見方ができたかもしれない。
もし、フランス語が多少なりとも理解できたなら違った見方ができたかもしれない。
もし、エリック・ロメール作品の熱烈なファンだったら違った見方ができたかもしれない。

これは観る側の資質が問われる作品だと感じました。
条件にかすりもしない私にとって単なる倒錯劇に映ってしまいました。
ごめんなさい。

※ここからめっちゃネタバレ入ります※

この作品は17世紀にパリで大流行した小説「アストレ」が原作となっています。
「アストレ」は5世紀のフランスを舞台に羊飼いの少女と青年の純愛ストーリーで、大河ロマン小説の原点ともいわれています。

古典を映像化しているので、台詞まわしが大仰です。人物の動き(描写)もストレートです。これは観慣れれば何とかなります。
内容については17世紀フランスという世界観(宗教観)がないと厳しいかも。
現代にアレンジされていればと思いますが、監督の狙いは古典の再現だったような気がします。

で、何が倒錯劇かと言いますと…ちょっと説明長くなります。

アストレとセラドンは婚約中のカップル。
アストレはセラドンが他の娘と浮気をしていると思い込み(これはセラドンがそう仕組んだ)、彼を拒絶します。
悲観にくれたセラドンは入水自殺を図りますが、運よく助かります。
セラドンはアストレの元に還ろうとせず森に庵を結び世捨て人みたいな生活を送ります。
一方のアストレはセラドンを自殺に追いやったのは自分のせいだと嘆き悲しみます。
そんなある日、セラドンを不憫に思った僧侶が自分の娘(尼僧)にセラドンを仕立て、アストレと再会させます。
女としてアストレと接しなければならないセラドン。
同性としてセラドンに親愛を寄せるアストレ。
欲情と葛藤するセラドンの姿は滑稽で楽しめます。

もうおわかりでしょう!
セラドンが女装するわけですよ。しかも嬉々として(笑)
結局、アストレに正体バレてめでたしめでたしで終わります。
観終わって腰が砕けたのは久しぶりかも。

とは言うものの、心に残る台詞が出てきます。
セラドンに甲斐甲斐しく世話をするレオニード(僧侶とは叔父と姪の関係)がセラドンに言った叶わない想いを伝える台詞なんて胸キュンでした。
(“恋人としての愛は残ってないでしょうから妹としての愛を頂戴”みたいなの。)
登場人物の中でレオニードが身近に感じました。
映像はエロチックで光の加減で衣装から生足が透けてたりとか官能美に溢れてました。
小鳥のさえずりがBGMじゃないけどやたらに流れてこれは気になりました(笑)

※ここからアンディ君鑑賞編です※

この映画、いろんなアンディ君が観られます。ちなみに劇中で歌っちゃいます。笛吹きます。ぴぃ~ひゃららっと。

で、やっぱり女装ですね。三つ網お下げ姿はキュートです。
Lesamoursdastreeetdeceladon

尼僧姿の画像がないのでイラストに描いてみました。
Celadon_gag1
うまくもωかくしてました。
ごめん、アンディ君。アタシの絵、弁慶か謙信みたいになっちゃった(´Д⊂グスン

アンディ君って美しい顔立ちしてますけど、それは男性的であって中性的(ましてや女性的)ではないんです。肩幅だってしっかりあります。
ちなみに、私、アンディ君の肩から肘にかけてのラインが好きでございます。

女装も悪いわけではありませんが、ハマらないんです。まるで○○○バーのようだ。
どうせなら騎士役とか男っぽい役を演じてくれた方がめっちゃくちゃキマったと思うんです。もったいないなあ。
監督がそう(女装)させたかったのかと疑いましたもん。まあ、その気持ちわかりますけどね。

当分このネタで遊べそうだわ…happy01

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コメント

おお!潮風さまありがとうございます!

各所のインタビューでも「(女装が)下品なステレオタイプにならないように一所懸命努力して取り組んだ」「ロメールとの仕事でなければ、めちゃくちゃな大失敗になっていただろうな」と話していますね。

アンディくんの体型って細いけどがっしりしていて、綺麗だけど女性っぽいわけではないし、ましてや「女顔」では決してないですものね。

しかし・・・クレイヤンクール嬢もモデルの仕事もしているだけあって背が高いですね。

衣装がどれもかわいいですよね!!特にセラドンのブーツは欲しいなあ

投稿: 水谷 瑠璃子 | 2009年1月19日 (月) 19時25分

>水谷 瑠璃子様

こんばんは!
この記事、映画評になってませんね(笑)

アンディ君、アングルによってビミョウに変化します。
伏目がちのショットが美しいなあ。

衣装と言えば女性の衣装は良かったです。
シンプルだけどドレープづかいで上手く女性の曲線美を引き出しています。
髪型もリボン絡ませたクラシックな雰囲気が素敵でした。
セラドンのアミアミブーツはこの時代でも全然OKですね。

投稿: 潮風 | 2009年1月19日 (月) 23時30分

そうそう、角度によっては鋭い感じすぎて怖かったり、ものすごくスィートだったり・・・

髪も淡い金色から、濃い栗色に見えます。瞳も「グリーン」って紹介されていることが多いけどグレーがかっているし・・・

縫製やカッティングってこの時代にはあんまり研究されてなくて、ギャザーやドレープで身体に沿わせていたんですね。肩で留めて、背中と胸元はゆったりしていたり・・・

投稿: 水谷 瑠璃子 | 2009年1月20日 (火) 04時57分

>水谷 瑠璃子様

この映画でのアンディ君の髪の色、光で変わってますね。
特に自然光を浴びた輝き具合は絶品ですよ。
瞳の色は残念ながら「グリーン」より暗かったような気がします。影になって茶色にみえたかなあ。
まだ修行が足りませんね^^;

投稿: 潮風 | 2009年1月21日 (水) 00時15分

ちらほらいろんなところで感想やレビューを見掛けるようになりましたが、「少女漫画」として観るとうまく乗れるようです(笑)。「倒錯劇」とは非常に健康的な映画評だと思いますよ~!!


古楽好きで第二外国語はフランス語、演劇少女にしてシェイクスピア・シアターに洗われた私めはうひゃうひゃ言って喜びをかみしめておりますが(笑)


ケータイからなのでうまくトラバできませんでしたが、拙ブログに関連記事を書きました。お目汚しですが・・・http://50635.l-3-l.me/1232504814/

投稿: 水谷 瑠璃子 | 2009年1月21日 (水) 13時38分

いや~笑いどころに、お楽しみ画像、ツッコミどころ満載の作品でしたね(爆)

それなのに観客のあの静けさは・・・
爆睡?sleepy退屈?
それともあまりの小さな画面と奇妙な展開に茫然自失?

潮風さんが描いた尼僧>めっちゃ似てるぅ~heart02

次回は・・・
大好物のHighlanderはちょっと人種が違うからあきらめて
是非ノルマンの騎士に♪あっ宮廷ものもいいなぁup
妄想妄想も~そう(笑)

投稿: sally | 2009年1月21日 (水) 22時58分

>水谷 瑠璃子様

「少女漫画」でしたね、確かに!
古楽やフランス語にたけておられるなんて羨ましいです。
この映画はストライクゾーンでしょう。

ご紹介いただきました関連記事先ほど拝見させていただきました~(*^-^)
イラスト素敵ですね!
まさに森からセラドンが現れたカンジです。
淡いトーンで優しさに包まれています。
アンディ君の雰囲気とても出ています。かすかなωもgood

投稿: 潮風 | 2009年1月21日 (水) 23時24分

>sally様

本当にいろんなイミで楽しませていただきましたよね~( ´艸`)プププ
観客の水をうったような静けさは…巨匠の暴走に面食らったんでしょう、きっと。

尼僧姿は目に焼きついて離れませんです(笑)

次回は…
宮廷モノいいですね!!
で、プポちゃんとツーショでお願いしたいです。

投稿: 潮風 | 2009年1月21日 (水) 23時26分

こちらにもお邪魔しますhappy01notes

セラ子@アンディ君にまだお目にかかれてませんcryingcrying
うちの田舎は3月公開予定でまだ見れてないんですよぉ~。
潮風さんの記事を見てますます観たくなりました。
映画のコメントできなくてスミマセンsadsweat02
今年、この映画は外せませんねsign03

女装の三つ編みのセラ子や笛を吹いて歌っておられるのですねsign02heart04
肩から肘のラインが好みですかsign02
よーしsign01劇場に行って確認してまいりますlovely

絶対に公開初日に見に行きますpunchdash

アンディ君のほかに最近、alex pettyfer君も気になるこの頃(ブログと関係なくてすみませんsad
↓こちらのサイトでは小さい頃の彼~今の彼の画像が見れます(すみません、おしつけがましくてcoldsweats01
http://white1111111.blog84.fc2.com/blog-category-60.html

just jaredでは18歳なのにばっちり脱いで綺麗な裸体をご披露なさってますlovelyheart02
最近の海外若手俳優さんたちは魅力的な子ばかりで腰砕けますよ~sweat01sweat01

投稿: さんちゃん | 2009年2月 4日 (水) 00時53分

>さんちゃん様

3月公開、あとひと月ですね。
私の中でセラ子はすっかりキャラが定着してしまいましたsweat01
ホント、すんませんです、こんないじり方しちゃって…coldsweats01
是非ご覧になってくださいませ。アンディ君はホント美しいshineです。

ご紹介のアレックス・ペティファー君、『アレックス・ライダー』の画像を観た時、美形なのでチェキしておりましたあscissors
さんちゃん様もそうでしたか~(笑)
ご存知かと思いますが『幻影師アイゼンハイム』『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』のアーロン・ジョンソン君も有望株ですね~note
これからますます腰が砕けそうですう。

投稿: 潮風 | 2009年2月 4日 (水) 23時59分

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