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2009年5月 4日 (月)

『ミルク』(原題:Milk)

1970年代のアメリカで、同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴェイ・ミルクの生き様を描く伝記ドラマ。(Yahoo映画より)



ハーヴェイ・ミルクという人物をこの映画を通じて初めて知りました。
画面から製作陣の彼に対する敬愛の念が伝わってきます。
逆境を覆す精神力の強さと行動力を兼ね備えた精力的な人物なんだと思いました。
しかも弱者には同じ目線で語りかける温かみのある人物です。

ただ、このように影響力の大きな人間って、ハーヴェイ・ミルクに限らず、多かれ少なかれ周りを破滅に追い込んでしまうと思うんです。
人を惹きつける力が大きいけど敵も作ってしまう。作用と反作用の法則。
それがダン・ホワイトであり、ジャック・リラなのかなと薄っすらですけど感じとりました。その前にも恋人が自殺してるって言ってましたし。

悲劇的な最期を遂げる事で、ハーヴェイ・ミルクは神格化したんだと思います。
いわゆる人身御供。ケネディ大統領しかり。キング牧師しかり。ジョン・レノンしかり。

もちろんハーヴェイ・ミルクの死は惜しまれます。
しかしその意思を継ぐ者たちの物語はまだ続いているのです。
彼らの戦いはまだ続いているのです。

やっぱ“ショーン・ペン”だよなあ~って思いました。
映画をストーリー・キャスト・監督・映像・音楽のバランスで評価した場合、キャストが強いんです。
(特に主演。だからアカデミー賞主演男優賞なんですけど。)
確かにショーン・ペンの過剰演技は否めないけど(お約束coldsweats01)、張り詰めた緊張感を全身に漂わせ圧巻です。上手いです。

脇を固めたスコット・スミス@ジェームズ・フランコ(笑顔かわいいheart04) 、クリーヴ・ジョーンズ@エミール・ハーシュ(G役good)、ジャック・リラ@ディエゴ・ルナ(まるでdog)、それぞれシーンと役どころがハマっていたと思います。
ショーン・ペンとの駆引き、いいカンジです。こちらは自然体に感じた(笑)

今回、ダン・ホワイト@ジョシュ・ブローリンの一人負けだよね。

もうひとつのハーヴェイ・ミルクの映画『The Times of Harvey Milk 』は1984年製作のドキュメンタリーでアカデミー長篇記録映画賞を受賞しています。
日本で現在公開中ですが上映館数が限られているのでcdが出たらチェックかなと思ってます。


あ、犬の糞ってホントなんだ!←当たり前ですう。

ショーン・ペンはミルクの仕草や喋り方とか研究しているのがわかるけど、ジョシュ・ブローリンのホワイトがソックリだってのに驚いた!

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