ネタばれ映画鑑賞

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』(原題:Becoming Jane)

一生独身を貫いたジェイン・オースティン。
しかし過去にトム・ルフロイと激しい恋に落ちたことがあった。
ジョン・スペンスが2003年に発表した今までのジェインイメージと異なる伝記を元に映画は作られた。



『キンキーブーツ』のジュリアン・ジャロルド監督、そつなくまとめられていました。
冒頭の朗読とラストの朗読なんて伏線バッチリで泣かせますよね。(原作そうなのかな?)

当時の暮らしぶりやお家事情は面白かったです。
この時代って(日本もそうだけど)結婚は家同士の合意なんですよね。
禁忌を破ろうとした若い2人-ジェインとトム-現実には勝てなかったけど、ジェインの選んだ道は賢明だったと思う。
ジェインは奔放だけど分別もわきまえてる。(大分迷走はしてましたけどね^^;)
そんな面は彼女の作品のヒロインに投影されているんでしょうね。

しかし、思い出を胸に独りで生きていくって、実際どうなんでしょう。
支えとなる人物(家族でも)いなければかなりキッツイな。
それでもキッツイな。
身に染みて(笑)

というワケで…
久々のボ~~~ン!!なのであります。
こんな風にアプローチされてごらんなさいませ。
Becomingjane_mcavoy
ジェインじゃなくても堕ちるわheart01sagittarius

ボンは相変わらずの目力発揮しておりました。アップ、バストショット多し。
アンハサちゃんとの身長差のせいか?ツーショはかなり気になったけど(笑)

アンハサちゃんのジェインは凛としていて力強く可憐でした。
いうコトないけど、垢抜けしすぎ。やっぱUSなんだよなあ。
どっか野暮さが欲しい。
ここはUK起用して欲しかったな。周りがUKだったし。

そしてボンの他に楽しみにしていたのが…
ジョー・アンダーソン君でございますribbon
ジェインの兄をフットワーク軽~く演じてました。
Becomingjane_promo_01
彼が演じるとどっかやんちゃ坊主ってカンジなのよね。根がそうなのか?
切ない系も2の線もイケるんだし、どんどん出ちゃってください!

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『幸せはシャンソニア劇場から』(原題:Faubourg 36/Paris 36)

下町の人々から愛されるミュージックホール、シャンソニア劇場が不況のあおりを受け、不動産屋に取り上げられる事態に。支配人のピグワル(ジェラール・ジュニョ)は仲間たちとともに劇場を取り戻そうと、オーディションにやって来た美しい娘ドゥース(ノラ・アルネゼデール)の類まれな歌声を頼りに、再び公演を始めるが……。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id333706/より



この映画はこれまで私が抱いていたこじゃれた台詞とニュアンス含みの曖昧ラストというフランス映画のイメージを一新してくれました。
起承転結わかり易いストーリーで、描かれているのは父と子(父と擬似娘もある)、仲間、恋人で繰りひろげられる愛。とても馴染みやすいです。

何よりキャラクターが魅力的。善人だけどダメな部分はある。悪人だけど温かみはある。
人物描写のバランスが光ってます。
出演者によるミュージカル・シーンは思わず口ずさんじゃうくらい楽しく見応えありです。
まさに邦題の通り。上手いな。

ラストはホロっとくるけど、落としどころがハッピーエンドで良かった。
ピグワルがあのまま『フランダースの〇』みたく凍死しちゃうんじゃないかって、ハラハラしましたもの(^_^;)
大人のジョジョが観たかったな。これは俗人的発想かな(笑)

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DVD鑑賞『最高のともだち』(原題:House of D)~アントン君最高!

1970年代初頭のニューヨーク。
少年トム(アントン・イェルチン)は、夫に先立たれ、悲しみから抜け出せずにいる母親(ティア・レオーニ)と共に静かに暮らしていた。
トムの楽しみは、彼が通う学校の用務員:パパス(ロビン・ウィリアムズ)と共に肉屋で配達のバイトをすること。
そして二人の夢は、ショーウィンドウに飾られている緑の自転車に乗ることだ。
病気のために、年上ながら心が子供のままのパパスとナイーヴなトムは、いつしかとても気が合う親友同士になっていた。
しかし、初恋を通じてトムが、少しずつ大人の階段を昇りはじめると、大人になれないパパスとの間に少しずつひびが入りはじめる。
そんな時、二人が憧れていた緑の自転車が盗まれてしまい・・・・。(※http://www.interfilm.co.jp/Detail/09/IS09-0546/IS09-0546.htmlより引用)



良かれと思ってやった事が裏目に出る。
思ったとおりに事が運ばない。
人生ってそんなもんなのよね。
過去は変えられないけど、過去に向き合わなきゃ前には進めない。
そして曝け出した自分を受け入れてくれる人がいる。
これが最高の仕合わせなんだよね。

大人になったトムを デヴィッド・ドゥカヴニーが演じてますが監督も兼ねてるんですね。
小作品にしては意外と奥が深くて、いろんな要素が入ってます。
台詞回し(伏線)が気が利いてます。上手いな。

ただ、ひとつだけ-母親の死-はひっかかる。
これでよいの?って。
これを受け入れられるか(受け入れられないか)で割れるかも。

というワケで(どんなワケ?)…
アントン君dogは良かった~good
相手がロビン・ウィリアムズってのもありますが、引けをとってなかった。
2004年製作なので少年少年shineしております。
House_of_d
母親のベッドの下で声を押し殺して泣くシーンは…やられたわ~heart04

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『ターミネーター4』(原題:Terminator Salvation)

『ターミネター』3部作に続く新シリーズ3部作の第1弾です。

人類滅亡を意味する“審判の日”から10年後の2018年を舞台に、30代となったジョン・コナーが人類軍の指導者となり、機械軍の支配する世界に立ち向かう…



観終わった直後、救いはある終わり方だけど、気が滅入りました。
マーカスに感情移入しながら観てしまったから。
当初、彼が主役だったんですよね。
なので、感想は彼メインになっちゃいます。

機械と人間、どちらでもあり、どらでもないマーカスの戦いは孤独そのもの。
彼は自分が何者かの応えを求めて彷徨う。
そして、セカンド・チャンス。
機械として生きるより、人間としての“死”を選んだ彼。
ジョンを救う=人類を救う…人間の時に犯した罪への贖罪ともとれる。

ただ、その前にジョンがマーカスを救ったワケでしょ?
マーカスの“申し出”を暗黙の了解で受け入れちゃうってどうよ!って思ったけど、自己犠牲という名の“尊厳死”なのかな。イマイチ割り切れない。

欲を言えば、マーカスの設定をもう少し掘り下げて欲しかった。
(ジョンが主役になった時点でカットされたのかもsweat02
“死刑囚”からくる(あくまで個人的な)イメージと、マーカスの言動にギャップ感じるんです。
だって、マーカスめちゃくちゃエエ男やん!優しいし。
(アタシの好みではないケド…^^;)

気が滅入ったのは、キャストのせいもあります。
ジョン@ベイルさん、頑張ってたのは認めます。
でも、ベイルさんって、外に発散するんじゃなく、内に内にと向かっていくタイプでしょ。修験者みたいに。
今回のマーカス@ワ~シントンさんもストイックなタイプでしょ。
W主役が似たようなタイプなのよね。暗くて重いのよ。
唯一、カイル@アントン君の無邪気なdogっぷりに救われた…もとい癒されました。ホント、カワイイっす。

で、最後に一言。
スカイネットに認識された時点でカイルが殺されなかったのは何故ですかああ????

次記事はアントン君特集だ~いっつscissors
って、ナニゲにカテゴリなってるし(笑)

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『スター・トレック』(原題:Star Trek)

TVドラマシリーズを再編成し、カーク船長の若い日を描いた作品。

映像スゴイです。
ハラハラの展開にスピード感で飽きません。
宇宙空間の戦闘シーンは見応えあります。

以下はネタバレです。

要するに、タイムパラドックス/パラレルワールドなのね。
未来が変わっちゃうから、従来の『スター・トレック』とは別の話を作ってもokなんです。
これで前シリーズに縛られる事なくシリーズ化できるワケ。
よく出来てるじゃん!絶対理論武装やー(笑)

作品は『宇宙戦艦○マト』と『○と青春の旅立ち』をかき混ぜて、男の友情(スラッシュ的なpunchimpact)を加えて、最新VFXでが~っとエンタメに仕上げたカンジです。違う?

あ、でも、USSエンタープライズかっこいい!乗りたあ~い!!って思いました。
いいよね、宇宙って。

エンタープライズのメインクルー集合。
Startrek1
まだ未熟モノという設定のせいか、カークの影薄すぎ。runばっかの印象しかない。成長はこれからか。
マッコイhospital、スコッティwrench、チェコフgameは持ち味出してよかったな。

今回の主役、実はスポックでした。Startrek2
存在感一番で違和感なし!です。
襟足そそるよな。

私の周りでは、ジャパン・プレミアはカール・アーバンさんが一番カッコよかったとの評でした。
映画でマッコイよいわheart01と思いましたよん。
Startrek4_2
あ、アタシ、ヴァルカン挨拶、できないや…sad

ネロはまた復活しそう…ってなんで、バナ兄なんだろな?

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『ミルク』(原題:Milk)

1970年代のアメリカで、同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴェイ・ミルクの生き様を描く伝記ドラマ。(Yahoo映画より)



ハーヴェイ・ミルクという人物をこの映画を通じて初めて知りました。
画面から製作陣の彼に対する敬愛の念が伝わってきます。
逆境を覆す精神力の強さと行動力を兼ね備えた精力的な人物なんだと思いました。
しかも弱者には同じ目線で語りかける温かみのある人物です。

ただ、このように影響力の大きな人間って、ハーヴェイ・ミルクに限らず、多かれ少なかれ周りを破滅に追い込んでしまうと思うんです。
人を惹きつける力が大きいけど敵も作ってしまう。作用と反作用の法則。
それがダン・ホワイトであり、ジャック・リラなのかなと薄っすらですけど感じとりました。その前にも恋人が自殺してるって言ってましたし。

悲劇的な最期を遂げる事で、ハーヴェイ・ミルクは神格化したんだと思います。
いわゆる人身御供。ケネディ大統領しかり。キング牧師しかり。ジョン・レノンしかり。

もちろんハーヴェイ・ミルクの死は惜しまれます。
しかしその意思を継ぐ者たちの物語はまだ続いているのです。
彼らの戦いはまだ続いているのです。

やっぱ“ショーン・ペン”だよなあ~って思いました。
映画をストーリー・キャスト・監督・映像・音楽のバランスで評価した場合、キャストが強いんです。
(特に主演。だからアカデミー賞主演男優賞なんですけど。)
確かにショーン・ペンの過剰演技は否めないけど(お約束coldsweats01)、張り詰めた緊張感を全身に漂わせ圧巻です。上手いです。

脇を固めたスコット・スミス@ジェームズ・フランコ(笑顔かわいいheart04) 、クリーヴ・ジョーンズ@エミール・ハーシュ(G役good)、ジャック・リラ@ディエゴ・ルナ(まるでdog)、それぞれシーンと役どころがハマっていたと思います。
ショーン・ペンとの駆引き、いいカンジです。こちらは自然体に感じた(笑)

今回、ダン・ホワイト@ジョシュ・ブローリンの一人負けだよね。

もうひとつのハーヴェイ・ミルクの映画『The Times of Harvey Milk 』は1984年製作のドキュメンタリーでアカデミー長篇記録映画賞を受賞しています。
日本で現在公開中ですが上映館数が限られているのでcdが出たらチェックかなと思ってます。


あ、犬の糞ってホントなんだ!←当たり前ですう。

ショーン・ペンはミルクの仕草や喋り方とか研究しているのがわかるけど、ジョシュ・ブローリンのホワイトがソックリだってのに驚いた!

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『スラムドッグ$ミリオネア』(原題:Slumdog Millionaire)

単純に言ってしまえば、インドでスラム出の青年がクイズ番組で大金をつかむサクセスストーリー。
ところが青年の歩んできた道のりは単純でなかった。
無学の青年がクイズの答えを知っていた事で、司会者から不正の疑いをかけられ、逮捕されてしまう。
しかし、その答えこそ、青年の生きてきた(生き抜いてきた)証だった…

アカデミー賞はアイデアの勝利でしょう。
プロットと伏線の張り方が上手いんですね。
カメラワークと音楽がシーン・シーンで効果的に使われ、全てにおいて計算されています。
“作りすぎ”って感じるかもしれないけど、それがダニー・ボイル監督の特色なんでしょう。

現代インド史をベースにアメリカンドリームというハリウッドの味付けを施し、青春、政治、暴力、恋愛…あらゆる素材を盛り込んだ見応えのある作品に仕上がってました。
ちと詰めが甘いと感じる部分も否めないけど、これは一種のお伽話なんですね。“生きる”希望の賛歌ともとれます。悲劇にしちゃったら見も蓋もないです。
ハッピーエンドで気持ちも心も軽やかな爽快な気分になりました。
英語が気にならなかったのも大きいですね。
(ドイツ舞台が某映画の英語は気になった。)

ラストのダンスは好みが割れるところですが私は“やられた!”って思いました。
ここでボリウッドできたかーって。
ただ似たようなネタで二匹目のドジョウを狙うのは厳しいかも。

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『パッセンジャーズ』(原題:Passengers)※ニュアンスでネタバレかも…

飛行機事故で奇跡的に生還した5人の乗客のカウンセリングを担当するセラピストが、不可解な事態に巻き込まれていく心理サスペンス。

だと思っていたんです。
導入部は確かにそうだった。途中から“不可解な事態”が“嫌な予感”に変わり…

げっ( Д) ゚ ゚ 

って誰もが思うであろう禁じ手使ったオチに椅子からずり落ちそうになりました。実際10㎝お尻滑ったかも。

久しぶりのパトパト(パトリック・ウィルソン)だし、アンハサちゃん旬の女優さんだし、この2人が絡んでラブ・サスペンス仕立てかな?って期待して観に行ったんです。
確かにラブシーンはありました。
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だけどあのオチじゃ虚しくなるだけ。救いがないじゃない。哀しいじゃない。
現実にイタイ悩みを抱えている人には不向きかも。落ち込むだけだもん。アタシ落ち込みました。

とは言っても(ここまで言っておいて)愛する者との別れを描いている点は悪くはなかったと思います。
あのオチとわかってから不覚にもうるっweepときちゃったんですから。

しかし、アンハサちゃんはキレイshineですね~。
魅力的に演じてました。
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パトパトはやっぱりサービスショットがありました。
Passengers12
↑脱ぐ必要性なかったよね、絶対(笑)
3/19『ウオッチメン』試写会でパトパト&超自然父と再会しま~す。パトパト体でかくなってるんだよね。

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プレイバック『落下の王国』(原題:The Fall)

上映時に観逃してしまったのですがcdレンタルでようやく観ました。
観終わった直後興奮状態。

これめっちゃ好き~~~~!!

私の感性ストライクゾーンに直球ど真ん中できました。球速160㎞超えてます。
↓TRで雰囲気わかると思います。


“お伽話”と“現実”が交錯しながらひとつになる、巧妙なトリック(騙し絵)を観ているようです。
それを際立たせたのが映像であり衣装デザインなんです。まさに映画ならではの表現。圧倒されます。
更にテーマも好き。幼女の父への思慕に重ねた初恋と挫折した青年の再生が織り込まれているんです。
切ない中にも希望が見出され、心地よい余韻が残ります。

画像をいくつかピックアップしました。色彩素晴らしいです。
大画面で観ておくべき…と激しく後悔しました。
The_fall_1 The_fall_2
The_fall_3 The_fall_4
The_fall_5_2
The_fall_6_2 
↑この凸凹コンビ、いいよね。
“お願い生きて”にホロっとしちゃったよん。

何故ここまでハマったか…
ズバリ、青年ロイのリー・ペイス君でしょう。
もちろん幼女アレクサンドリアを演じたカティンカちゃんはじめ他の役者さんも良かったですよ。
ペイス君、切ないんです。中途半端じゃなく思いっきり。
こ、これは…Σ( ゜Д゜)
BBMのJakeたんだわ!まつ毛のバサバサ具合といい。
ホラ、今のJakeたんってワンコから野獣に変身しちゃったでしょ(笑)

The_fall_7
って事で、ペイス君、私の要チェック人物に加わりました( ̄ー ̄)ニヤリ
↑迷惑な話だよね(笑)

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『ワルキューレ』(原題:Valkyrie)試写会/クレッチ男はん雄姿♪

先日、ココログさんのブロガー試写会の恩恵により行ってきました。

ヒトラー独裁政権時代、実際に起こったヒトラー暗殺計画を映画化したものです。
↓TR


歴史的事件を扱っているのですから結果はわかっているのです。
結果までの経緯をどう描くかで映画の出来が左右されると思います。
総じて監督、脚本、俳優の力量で見応えある作品に仕上がってました。

前半は時代背景や状況の説明が多く単調なんですが、後半の作戦発動を契機に一気に静から動へと転じ緊迫感あるシーンの連続で目が離せません。
時系列に沿って登場人物の心理面の変化が伝わってきます。
事件に巻き込まれたかのような臨場感を味わうことができます。

敗者側(この事件だけに関して言えば)からスポットを当て知らなかった事実を知らしめてくれるというのも個人的に好きなテーマです。
歴史につきものの“もし~だったら”というポイントが幾つかあって、計画は決して無謀ではなく成功と失敗は紙一重のところにあったと思わせるのも悪くはないです。
だから余計にあのラストが心に響いてくるのです。余韻が残りました。
主人公の妻や子供に対する愛情の描き方も良かったです。

そして以下は正直に感じたところを述べます。

良くも悪くも“トム・クルーズ主演”映画でした。
悲劇のヒーロー、シュタウフェンベルク大佐を魅力ある人物として熱演していたのは認めます。
前述のように作品も良い出来で歴史の重みも感じました。
ただ、どうしてもドイツ人に見えないのです。特にアイパッチしてから。

パズルのピースが登場人物で歴史という一枚の額に収めようとした場合、ひとつだけピースが大きい。そんな感じです。
逆にこれこそ大スターの証なんでしょうけど…。
シュタウフェンベルク大佐自体がカリスマ性を持ち合わせていたんでしょうけど…。

わがまま承知で勝手を言わせて貰うなら、DEアクターにシュタウフェンベルク大佐を演じて欲しかったかな。
派手さは(集客も^^;)失われるかもしれませんが、私の感じた収まりの悪さは払拭されたはずですから。より真実味が増すように思われますし。
イントロがドイツ語で本編から英語というのもとまどった要因でしょう。無理してドイツ語使わなくていいんじゃないでしょうか。

誤解しないで欲しいのですが、私は映画が史実に忠実である必要はないと思ってます。
脚色しての映画ですから。(但し捏造は別ですよ。)
歴史モノを映画化する際、必ずと言っていいほどこの問題-史実と虚構の距離感-はつきまといます。
嘘と真実の折り合いをいかに上手くつけるのかが鍵になってくるのです。

とは言うものの、この映画は歴史に真摯に向き合う姿勢が伺え好感が持てる作品であることに間違いありません。

Valkyrie_scene_11
はい、もう、UKアクターオンパレードでした。
オルブリヒト将軍@ビル・ナイ 、トレスコウ少将@ケネス・ブラナー、フロム将軍@トム・ウィルキンソン、ベック@テレンス・スタンプ、ブラント大佐@トム・ホランダーなどなど。
ヒトラー@デヴィッド・バンバーもそう。
ヘフテン中尉@ジェイミー・パーカー(写真中央)が上官思いの部下を好演。切なくってよかったよ。『The History Boys』に出てたんですね!

脇や主要どころをUKアクターで固め、主役にハリウッドスターを起用する。この構図は近年のUS映画によく見受けられますね。
で、必ずアカデミー賞に絡んでくるんだな~、これが(笑)

そして、締めはクレッチ男はんでしょう!
Valkyrie_kretsch
どうです、この雄姿。いいよねえheart04
映画界でこのカッコをさせたら右に出るものはないってくらい似合ってます。え?言いすぎ?
ナチス軍のレーマー少佐という役どころで、ワルキューレ作戦では要となる部隊を率いてます。
水泳シーンが見事でございましたよ。うん、昔とった杵柄ってヤツですね。

あと、ラストに以前記事にした『耳のないウサギ』マティアス君がでてました。
どんぐりお目目ですぐわかったよ。
こういうところDEアクター使ってるんですね。

ああ、ようやくアップできました…(^-^;

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『My Bloody Valentine 3D』※大ネタばれです

観てから一週間経ちました。
ようやくアップします。
※イラストがモロにネタばれなので、(ネタばれ)OKな方のみどうぞご覧くださいませ。

はっきり言ってジェンセン君出てなかったらスルーしたジャンル。
あまりに残虐な殺人描写が多くって私にはキツかったです。
思わず目を背けるシーンが何度か。

10年前のバレンタインに起きた大量殺人。
当事者だったトムは故郷を離れていたが、父の相続の件で再び故郷に戻ってくる。
犯人は死んだはずだったが、またバレンタインに惨劇が繰り広げられ…
ってなストーリーです。

もう少し脚本なんとかして欲しかった。
あの観客騙し的なプロット何ですか?すっかり騙されたよー^^;
犯人わかったところで思わずズルッって脱力しちゃった。それってアリ~みたいな…(`0´*)
動機弱いよ、あれじゃあ。


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3Dのやりすぎは疑問符。飽きもくるよね。特にラストは食傷気味。
ジェンセン君はじめキャストは悪くなかったです。頑張ってたと思う。吹替え版もまずまずかな。
だから余計残念に思ったのでした。勿体ないなあって。
3Dにコストかけるよりもっと別なトコにかけて欲しかったよね。

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『ロルナの祈り』(原題:Le silence de Lorna)※ネタバレなし…と思う

映画紹介としてTR貼っておきます。



正直、観終わった直後は響いてこなかったんです。
数日後、映画に対する評価が変わってました。
何気なく描かれるシーン・シーンが伏線になっているんですね。
その事に気づいた時、たまった澱が溶け出したような感じでした。
そっか…!みたいな。

女性の持つ本質≪母性≫を過剰演出なしに描き出していたと思います。
物語は淡々と進みます。さりげないんです。そっけなくもある。
だから最初よくわかんなかった。←アタシが鈍いだけなんだけどね(^_^;)

こんなに先が読めない映画は久しぶりでした。
ギリギリのところで繋がっていた男と女。
この関係が崩れた時、運命の歯車がまわり始めるんだけど、一瞬の絆を永遠に繋ぎ止めたいと願うヒロインの気持ちは理性ではなく本能の部分でわかるかな。
しかし切ないよね。

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『我が至上の愛 ~アストレとセラドン~』(原題:Les Amours d'Astrée et de Céladon)

もし、フランスの歴史と文化に精通していたなら違った見方ができたかもしれない。
もし、フランス文学の素養があったなら違った見方ができたかもしれない。
もし、フランス語が多少なりとも理解できたなら違った見方ができたかもしれない。
もし、エリック・ロメール作品の熱烈なファンだったら違った見方ができたかもしれない。

これは観る側の資質が問われる作品だと感じました。
条件にかすりもしない私にとって単なる倒錯劇に映ってしまいました。
ごめんなさい。

※ここからめっちゃネタバレ入ります※

この作品は17世紀にパリで大流行した小説「アストレ」が原作となっています。
「アストレ」は5世紀のフランスを舞台に羊飼いの少女と青年の純愛ストーリーで、大河ロマン小説の原点ともいわれています。

古典を映像化しているので、台詞まわしが大仰です。人物の動き(描写)もストレートです。これは観慣れれば何とかなります。
内容については17世紀フランスという世界観(宗教観)がないと厳しいかも。
現代にアレンジされていればと思いますが、監督の狙いは古典の再現だったような気がします。

で、何が倒錯劇かと言いますと…ちょっと説明長くなります。

アストレとセラドンは婚約中のカップル。
アストレはセラドンが他の娘と浮気をしていると思い込み(これはセラドンがそう仕組んだ)、彼を拒絶します。
悲観にくれたセラドンは入水自殺を図りますが、運よく助かります。
セラドンはアストレの元に還ろうとせず森に庵を結び世捨て人みたいな生活を送ります。
一方のアストレはセラドンを自殺に追いやったのは自分のせいだと嘆き悲しみます。
そんなある日、セラドンを不憫に思った僧侶が自分の娘(尼僧)にセラドンを仕立て、アストレと再会させます。
女としてアストレと接しなければならないセラドン。
同性としてセラドンに親愛を寄せるアストレ。
欲情と葛藤するセラドンの姿は滑稽で楽しめます。

もうおわかりでしょう!
セラドンが女装するわけですよ。しかも嬉々として(笑)
結局、アストレに正体バレてめでたしめでたしで終わります。
観終わって腰が砕けたのは久しぶりかも。

とは言うものの、心に残る台詞が出てきます。
セラドンに甲斐甲斐しく世話をするレオニード(僧侶とは叔父と姪の関係)がセラドンに言った叶わない想いを伝える台詞なんて胸キュンでした。
(“恋人としての愛は残ってないでしょうから妹としての愛を頂戴”みたいなの。)
登場人物の中でレオニードが身近に感じました。
映像はエロチックで光の加減で衣装から生足が透けてたりとか官能美に溢れてました。
小鳥のさえずりがBGMじゃないけどやたらに流れてこれは気になりました(笑)

※ここからアンディ君鑑賞編です※

この映画、いろんなアンディ君が観られます。ちなみに劇中で歌っちゃいます。笛吹きます。ぴぃ~ひゃららっと。

で、やっぱり女装ですね。三つ網お下げ姿はキュートです。
Lesamoursdastreeetdeceladon

尼僧姿の画像がないのでイラストに描いてみました。
Celadon_gag1
うまくもωかくしてました。
ごめん、アンディ君。アタシの絵、弁慶か謙信みたいになっちゃった(´Д⊂グスン

アンディ君って美しい顔立ちしてますけど、それは男性的であって中性的(ましてや女性的)ではないんです。肩幅だってしっかりあります。
ちなみに、私、アンディ君の肩から肘にかけてのラインが好きでございます。

女装も悪いわけではありませんが、ハマらないんです。まるで○○○バーのようだ。
どうせなら騎士役とか男っぽい役を演じてくれた方がめっちゃくちゃキマったと思うんです。もったいないなあ。
監督がそう(女装)させたかったのかと疑いましたもん。まあ、その気持ちわかりますけどね。

当分このネタで遊べそうだわ…happy01

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『そして、私たちは愛に帰る』(原題:Auf der anderen Seite) ※ネタばれなし

ドイツとトルコ、2000キロに渡ってすれ違う3組の親子が、運命のままにめぐり合い、別れ、再びつながってゆく物語です。(公式サイトより抜粋)
映画のストーリー解説は公式サイトでどうぞ。(日本語TRでないと厳しいし…)
http://www.bitters.co.jp/ainikaeru/



観終わった直後、言葉が何も出なかったです。心えぐられるような、そんな感じ。

愛は目に見えないけれど色んなタイプがあるという事をあらためて実感させる作品です。
求める、与える、奪う、理解、許し…
一般的な感情も愛の一種なんだと思います。

愛がもたらす結果として、様々なドラマが生まれるんだろうな。
愛が変質してしまうと、様々なトラブルが引き起こされるんだろうな。
愛があるから…(以下略)

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『英国王 給仕人に乾杯!』(原題:Obsluhoval jsem anglického krále) ※ネタばれなし

映画のストーリー解説は公式サイトでどうぞ。(日本語TRのが有難いし…)
http://www.bowjapan.com/iservedtheking/



新年始めに選んだ作品ですが、当たりでした。
激動のチェコ20世紀現代史を織り交ぜながら、給仕人ヤンが辿った人生を振り返ります。

人生はドンデン返し…
ヤンは時勢に流され、資本階級と労働階級の境目で浮き沈みを繰り返します。
しかしいくら成功しようと本質は変わらないのです。
軽妙な語り口調と軽快なクラシカルな音楽のウラに深いメッセージが込められています。
人間の厭らしいところを突いているんですが、弱者に対する温かさを感じます。
理不尽な権力に対する反骨精神を感じます。だから“英国王 給仕人”に乾杯なんですね。

給仕パフォーマンスはミュージカルのようで楽しいです。
観ていて背筋がピンと延びる気分になります。

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『ラースと、その彼女』(原題:Lars and the Real Girl) ※ネタばれなし

映画のストーリー解説は公式サイトでどうぞ。(日本語TRありますし…)
http://lars-movie.com/

昨年の観納めに選んだんですが、大正解でした。
物語自体はファンタジーなんですが、登場人物の言動、ワンシーン、ワンシーンに無理がないんです。
だから、“あり得ないよ~”って切り捨てるんでなく、“そうなんだよね~”って自然に心が動かされるんですね。
そう、押し付けがましくないんです。上手いなあ、この作り…と思いました。
虚構の中でリアルをさりげなく炙り出すといった手腕はgoodですね。
実はあるシーンでほろっweepときました。

キャストも皆良かったです。ビアンカも生身に感じる(笑)
全体的に包みこむような優しさ溢れる作品で、心がほっかほっかになりたい方にオススメいたします。

そういえば、いつ“大人”になったと自覚したんだろうね、自分は。
振り返えっても答えが見つからないんです。
周りの“変化”でそう感じているだけかも。

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『ブロークン・イングリッシュ』(原題:Broken English)

キャリアウーマンのノラは男性と付き合えば失敗ばかり。
人生への不安を膨らませていくノラは、ある日、フランス人男性のジュリアンと出会うが…。
Broken_english_1

アラサーの婚活物語なんですが、日常生活をリアルに描いた割りにオチがおとぎ話になってました。
これを受け入れられるか、受け入れられないかで作品に対する好みが割れると思います。
自分は“いつか素敵な王子様が現れる”なんてこれっぽちもないんでそういったイミで不向きだったかもsweat02
自分を愛してくれる相手に出会えないは誰のせいでもない。
わかっているけど素直になれない。
そんな気持ちは痛いほど理解できますけどね。言動は理解できない^^;

今回のナイスガイはジュリアン役のプポちゃんで~す。
映画では“素敵な王子様”の役なんですけど、すんません、Gにしか見えなかったよ(笑)
でもアップは美しいと思いましたし、目元も相変わらず印象的。
Broken_english_2
短髪よりロン毛のがいいのになあ。

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『BOY A』(原題:Boy A)

少年犯罪で10年間施設に隔離されていた青年が保釈の時を向かえるところから物語は始まる。
彼はこれまでの名前を捨てて“ジャック”として生き直すのだ。
彼をサポートするのは、ソーシャルワーカーの中年男性テリー。
Boy_a_still2

ジャックの新しい職場は運送会社。
ペアを組むクリスとは日を追うごとに親しくなり、職場の女性ミシェルともいい関係に。
順風満帆の日々を送るジャックだが“偽りの自分”でいる事に苦しむのだった。
Boy_a_still4

そんなある日、配送の途中で事故にあった車を発見し、幼い少女を救う。
地元の新聞紙に取り上げられ、英雄扱いにされるクリスとジャック。
しかし、ジャックにとってこの事は思わぬ方向へと進んでいくのだった…。
Boy_a_still3

観終わった直後、言葉が出ませんでした。
心に棘が刺さったような痛みを感じました。
そこには偽善なんて入り込む余地も無い厳しい“現実”がありました。
罪を償ったからといってその罪が消えるわけではない、という事でしょうか…。

“あなたなら赦せますか?”
“先入観なしに人を判断できますか?”
そんな問いかけを突きつけられたような気持ちになりました。
重いテーマです。

ひとつ、ジャックが少年時代に犯した罪に対してどう感じているのか描かれていなかったのが気になりました。
演出上の問題でしょうか。ここは原作(日本で未だ出てないですよね…?)と比べたい点です。
少年時代といえば、子役フィリップが上手いんだわー。

キャスト、素晴らしかったです。
ジャックのアンドリュー・ガーフィールド君の起用は大きかったですね。
屈託の無い笑顔の裏に秘められた暗い過去との葛藤を繊細に演じてました。
追い詰められ足を引きずるシーンが…もう…weep

テリーのピーター・ミュランさん。
ジャックを見守る温かい視線はほっとさせます。
他所の子供に入れあげ実の息子とは上手くいかず…という役どころも見事な演技でした。

ミシェルのケイティ・リオンズさん、最初sign02って思ったけど、この包容力は納得。
母性を感じさせる女性がジャックにはピッタリ(笑)
だけど強いっすsweat02

クリスのショーン・エヴァンス君、こういう奴いるよね~ってカンジですが、存在感ありました。
『フローズン・タイム』も主人公の親友役で、コチラは水かけられっぱなしのおもろい兄ちゃん。
おまけということで『Being Julia』(2004)より。
Beingjulia_shaun_evans
うん、ちょっとぉ~いいじゃんheart01

しかし、イギリスって若手俳優さんの層厚いわあ…confident

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ドイツ映画祭2008『耳のないウサギ』(原題:Keinohrhasen)

小気味良いテンポに気の利いた台詞が散りばめられたロマンティック・ラブコメディです。

文句無く面白かった!!観客の反応もよかった。
エンドロールで拍手が起こりましたね。
ドイツの方にしかわからないツボがあるようで、ナニゲないシーンで笑い声ありました。
デートが魚料理で何で受けるんだろう?
そういう箇所もあるかもしれないけど、ノープロブレムですっ!
もう一回観たかったな。上映一回なんだもん。

Keinohrhasen
監督・主演のティル・シュバイガーさん、素晴らしい才能です。
細かい心理描写が良いんですね。
このシチュエーションでこうきたら、そりゃーみたいな。等身大なんです。

男性も女性も自分探しでもあるんですね。
自分を探し、相手を見つめ直す。
アンナの切ないシーン、私もちょっともらい泣きしてしまった。
終わり方は『裸足の女』でもそうだったんですが、男性が女性に添う形ですね。

動画サイトでみつけた関連作品。かわいさのあまり載せちゃいます。

ね、かわいいでしょ?



わ~い、ようやくドイツ映画祭アップ終わったよー!!

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ドイツ映画祭2008『クラバート』(原題:Krabat)~来日ゲスト編~

10月31日(金)に観たのですが、上映後にティーチインがありました。

Krabat_20081031_1
右からウーリ・プッツさん(プロデューサー)、マルコ・クロイツパイントナーさん(監督)、ローベルト・シュタートローバー君(リュシュコ役)です。
撮影禁止って言われなかったし画像掲載しても大丈夫よね?

クロイツパイントナー監督若いです。まだ31歳ですって。しかも、カッコいいしオシャレ!!(客席をささっつとカメラで写してましたね^^)
プロデューサーのウーリ・プッツさんは第一線で活躍している貫禄が醸し出されてました。素敵な女性だなあ。

ローベルト君は“ドイツでは○ムタクみたいな大スター”と言われたのを通訳された時、顔がどんどん真っ赤になるほど照れていて可愛かったです。大スターに反応したんですね^^

ウーリ・プッツさんによると世界的に支持されているファンタジー作品の映画化版権を獲得するのに6年(8年だっけ?うろ覚え)かかったそうです。
クロイツパイントナー監督は更に監督になるまで競争があったわけで、そこまでして映画化を望んだ作品なんだそうです。

Krabat_20081031_2
クロイツパイントナー監督、質問する方がずっと立っていたのを見かねて“自分たちだけ座って申し訳ない。どうぞ座ってください”と促す一面も。紳士だわ。
しかし、この2人、似てませんか??兄弟みたい。

以下ネタばれしますので、小さい字にしておきます。

お堅い質問が多かったんですが、面白かったのは、原作とリュシュコの描き方が違っていた(映画ではラスト善になるんすが原作では悪のまま)そうで、どうしてか問われた監督さんの応えが興味深かったです。
“人間はいろんな面を持っているし、この時代に物語を語る場合、善悪を分けることできないと思うし、したくないと思った。それをどのように感じるかは皆さんに問いたい”とのことでした。
これを聞いて“勝てば官軍、負ければ賊軍”という言葉を思い出しました。結果だけではなく、捉え方によって善悪は違ってくるんです。


これでネタバレ終わりです。

Krabat_20081031_3
さて、このリュシュコ役のローベルト君、映画ではこんなです。
Krabat3
全然違うんですよ、雰囲気。
チラッとみえる赤い靴下がチャーミングでした。実物、彫りが深すぎですぅ。

で、実はローベルト君はあの『Sommersturm』のTobiなんですね。
Sommersturm
ね?
実はクロイツパイントナー監督なんだな、これが(笑)
ユーロ役のHanno Kofflerさん(すみません、カナ変換自信ないんでそのままです)も『Sommersturm』出てました。
監督としては気心知れた役者さん使われたのですね、きっと。

スペシャルサンクス!

画像提供していただいた某様
ネタ提供していただいた某様
この場をお借りして御礼させていただきます。

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ドイツ映画祭2008『クラバート』(原題:Krabat)~感想編~

Krabat_hauptplakat

原作は日本でもファンの多いO・プロイスラーのファンタジー作品として知られています。すみません、私は未読です。
その代わり原作に縛られる事無く映画の世界に入っていけたと思います。
あ、でも原作、後日読みます!!

Krabat_story

物語の時代背景が暗いので、とにかく全体的なトーンが暗いです。みな汚いし(笑)
変身シーン、飛翔シーン、祭りのシーン、映像美しかった。
戦いのシーンはストップモーション多用した手法が面白かったです。

ハリウッド的な派手さはなかったけど、物語は深みがあったと思います。
ハッピーエンドだけどラストの「何事にも犠牲はつきものだ…」これ哀しすぎました。
マルコ・クロイツパイントナー監督がティーチインの中で“現在の平和は戦争という犠牲の上に成り立っている”という意味合いの事を仰ったんです。
この映画(原作)のメッセージとして伝わってきます。
現代に生きる私たちは忘れがちだけど、歴史の犠牲や代償を踏まえて先に進んで行くべきなんだろうな。難しいけどね。

Krabat1
主人公クラバート役のダビッド(デービッドじゃないんだって?)君、主人公の成長と共にスクリーンでもカッコよくなっていった。
恋人役カントーカ(カントルカ?)役のパウラさんは『みえない雲』のヒロインでした。どちらも芯のしっかりした役。

Krabat2
職人頭トンダ役ブリュール君、好演です。
マジ、クラバートより台詞多かった(笑)
ブリュール君は別記事で語りまっせーscissors
来日ゲストによるティーチイン模様も画像と共に別記事でアップします。

そして最後に…
この作品が日本で上映されることを期待したいです。(キビシイかなあ…despair
お願いします、配給会社様~sign03

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『ブーリン家の姉妹』(原題:The Other Boleyn Girl )~感想編~

6世紀イングランド国王ヘンリー8世をめぐる姉妹の物語。
要するにですね、大奥なんです。
いかに男子出生(世継ぎを産むか)が女性に課せられた使命なのです。

Theotherboleyngirl1

姉アン役のナタリー・ポートマンさん、妹メアリー役のスカーレット・ヨハンソンさん、正反対の役柄がそのまま女優の個性(ナタリー・ポートマンさんは理詰めで物事を捉えるイメージ、スカーレット・ヨハンソさんは感性で振舞うイメージ)として引き出されていたと思います。
お互いぴったりかな。

姉の野心(かなり無茶してます)の結末があのラストですから、同情は沸きませんでした。
観る側として姉に感情移入できなかったけど、理性を失っていく様は痛々しかったです。

その一方、妹にはどのシーンでも気持ちが順応できました。
妹が仕合せになる事で後味の悪さは無くなりましたし…。
だから“The Other Boleyn Girl”なんでしょうか。

姉は悲劇に終わったけど、娘がエリザベス1世になったという点においては逆転勝ちなんですよね。

姉妹視点の描き方とはいえ、男ども(特に王様と姉妹の兄ちゃん)のへなちょこぶりが目立ちましたね。他にやる事ないんか~!

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10/19東京国際映画祭『ブーリン家の姉妹』監督舞台挨拶

上映前にジャスティン・チャドウィック監督の舞台挨拶がありました。
チャドウィック監督は司会進行役の襟川クロさんが仰ったとおり、えっつ?って思うほどお若くって(現在39歳、おっピーチ男はんとタメ)、なかなかのオトコマエさん。
元々俳優だったそうで、納得です。

以下、チャドウィック監督インタビューから印象に残っている部分。
ナタリー・ポートマンさん、スカーレット・ヨハンソンさん、ハリウッドを代表する2大若手女優を迎えての撮影はさぞ気苦労も多いのかな?と思ったのですが、全く逆で、2人ともとても協力的で和やかな雰囲気だったそうです。
それと、この作品は同名の原作を映画化したものですが、当時の歴史をリサーチしているので、ほぼ真実の物語となっているとのことでした。
チャドウィック監督、上映前にネタばれ発言しちゃってあわてる一幕も。
一生懸命さに好感が持てました。
あと、クロさん、大奥に例えてのご質問はgoodです。
ホント、そんな感じですもんね。

『ブーリン家の姉妹』撮影風景
Theotherboleyngirl
↑ナタリー・ポートマンさん、スカーレット・ヨハンソンさん、ジャスティン・チャドウィック監督

関連記事です。
リンク: ナタリー・ポートマンがスカーレット・ヨハンソンを泣かした秘話を監督が暴露!? - シネマトゥデイ

『ブーリン家の姉妹』映画評は別記事で近々にアップします!!
バナ兄、レッドメイン君、スタージェス君のコスチューム姿shineはなかなかでしたよ~んheart04

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『わが教え子、ヒトラー』(原題:Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler)

Mein_fuhrer_die_wirklich_wahrste_wa この話は真実だ。しかし“真実すぎる”ため歴史の本には出てこない。

このモノローグで始まる作品、敗戦が濃厚になりつつある1944年12月のドイツが舞台。
収容所から呼び出されたユダヤ人元演劇教授は、ナチス最高幹部たちに精彩を欠いたヒトラーに力強い新年のスピーチをさせるよう命じられる。
かくして密室(といっても隠し窓から丸見えなのだが)で2人+dog(←これポイントです)の演技レッスンが始まる。
教授は隙あらばヒトラーを殺そうとするが、なかなか踏み切れない。
過去のトラウマに囚われ涙を流すヒトラーの姿はあまりに無力で哀れだからだ。
レッスンを繰り返すうちヒトラーは教授に心を許すようになっていくが…。

ダニー・レヴィ監督はユダヤ人ですから、ヒトラー憎しの作品かと思いきや、コメディではありませんか。この切り口は斬新です!
ヒトラーと側近たちをおちょくっているのですが、ハンパじゃあ、ありません。痛烈で痛快です。
歴史を忠実に描くだけでは“真実”に迫れない場合もあります。そのいい例だと思います。
そしてあの思いもよらないラスト!
これまでのコメディがトラジェディーへと反転するのです。その分、心にくるよね。
ヒトラー映画でこんな洒脱な作品を作ってしまう監督に脱帽です。

※うわ~ん、ようやくアップできましたあああああああsweat01

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『ウォンテッド』(原題:Wanted)~マカボン×クレッチ男で二度オイシイ♪

最初におことわりしておきます。
この映画はネタが命なので、極力ネタバレしないよう抑えます。
では、どうぞです。

Wanted_story

驚異の新次元アクションと謳った事だけはあります。
これまでにないビジュアルワールドが次らから次へと展開し、脳が麻痺しそうになります。
内容も面白かったと思います。
伏線の張り方が上手いというか、気が利いているというか、ストーリーと台詞が絡み合っているんですね。しかも随所で笑えるし。
ただ、理詰めでなければ納得できないタイプ(ココがおかしい!!って気になっちゃうと最後まで気になっちゃうタイプとか)に受け入れられるか気になるところです。
あ、この辺は流しちゃおう~ってタイプなんで、自分は…^^;
(もちろん許容範囲の限度はあります。)

ベクマンベトフ監督、『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』と比べて、洗練されたというか、スマートに仕上がっていたんじゃないでしょうか。
あ、なんかオシャレじゃん、みたいな(笑)
だからといってハリウッド映画界に迎合したわけではなく、やはりどこか感覚(文化)が違うんですよね。(具体的にどういうコトか上手く言い表せないんだけど…^^ゞ)
起用した俳優も米・英・独・露と多彩な顔ぶれ。
個人的に『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』アントン役のコンスタンチン・ハベンスキーさんが出ていたのは嬉しかった!!

Wanted_

◆おまけ◆
19 June 2008 Los Angeles Film Festival - Wanted Premiereより、マカボン君とクレッチ男はんのツーショット。

Thomas_kretschmann_james_mcavoy
クレッチ男はん、もちっと小奇麗なカッコすればよいものを…ベースは良いのに勿体ないなあ。

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『デトロイト・メタル・シティ 』~クラウザーさん降臨す!

原作を読んでいたので、どこまであの世界に近づけるかギモンではありました。
が…
漫画よりだいぶソフトタッチでしたが持ち味を活かしつつ、逆に漫画には出来ない映画ならの表現~空間や臨場感~で勝負していたと思います。
青春映画ってカンジで作品的にも上手く作られていたと思います。



松ケン君のパフォーマンスは最高っした!
ライブシーンは鳥肌モノですね。
最後の対バン、わけわかんなくっても、あのラストは感動しちゃいましたもの。そういう力があります。
クラウザーさんの格好で根岸君として悩む姿、母性本能くすぐられるんだわ。

他のキャストさんもいい仕事してました。
女社長@松雪さん(最初は舞台と同じ台詞まわしが気になったです)のキレっぷり、お母さん@宮崎さんの包容力は特筆すべきかな。
この2人の女性、実は形こそ違え、根岸君/クラウザーさんを見守っているんですよね。
DMC信者の大倉孝二さん、岡田義徳さんもナニゲに色んなトコで笑いとってましたgood

残念なのは
グリとグラが人間じゃなかったこと。
バンド合戦がはしょられていたこと。(○玉ガールズはよかったけど鬼刃はイマイチだった。アタシのお気に入りのバンドが出てなかったああ。でもこれやったら終わんないよね^^;)
M男が出なかったこと。(ってか無理だよ、これわ。あのナポレオン映像したらイイモノできたのに←お~いっつ!!)

で…
続編作ってください!!

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『アクロス・ザ・ユニバース』(原題:Across the Universe)~要チェック若手UK俳優~

観終わった後、心地よい気分に浸りました。
いいよね、ハッピーエンド。

Acrosstheuniverse60年代NYが舞台。
リバプールから父親を探しにやってきたジュードと中産階級アメリカン・ガール、ルーシーの恋愛を中心に物語りは展開します。
何故、ジュードとルーシーかって?そりゃ~ねえ…(笑)

ビートルズだけでミュージカルを作るというのもユニークな着想ですが、全体的に不思議な映画でした。
音楽メインなんですけど、幻想的な映像(アングル・色彩)やシーンのスリップ感が脳に“くる”んですね。
映画を感覚で楽しむタイプにはストライクゾーンかな。

監督はミュージカル『ライオンキング』で知られる女性監督ジュリー・テイモア。
テイモア監督(52年生まれ)が多感な少女期を過ごした60年代へのオマージュ~ベトナム反戦運動、黒人解放運動、ドラッグカルチャー~が込められています。

自分(ビートルズ世代じゃないんで)、曲は半分くらいしかわからなかったけど、十分楽しめました。
しばらくはビートルズナンバーが頭の中を回りますね。
「愛こそはすべて」なんだよなあ…

キャストに注目です!
主役ジュードのジム・スタージェス君。
バンド活動していただけあって(現在休止中)上手いです。音楽か俳優か悩んだそうですね。
U2ボノ氏も絶賛したそうですが、声もいいです!

そしてもう一人、ルーシーの兄を演じたジョー・アンダーソン君。
ヘナチョコぶりがかわいかったheart01
(別画像でKonnyたんっぽいのもあるのよね。『コントロール』観ておけばよかったと深く後悔。)
彼の歌った「ヘイ・ジュード」、切なくてグッときました。

いいわあ…子犬がじゃれてるnote

スタージェス君、アンダーソン君、要チェックな若手UK俳優です。
またカテゴリが増えそうだあ~~wobbly

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『ダークナイト』(原題:The Dark Knight)ジャパンプレミア

The_dark_knight_poster

7月28日に行われたジャパンプレミアに行って来ました。
すみません、感想がまとまりません。という次第ですので、思いつくまま書き連ねてみます。ちょっとネタバレあります事、先にアナウンスしておきます。(カテゴリーどおりなんです…coldsweats01
※一部の敬称を略させていただきます。

one圧巻Heath Ledger!

凄かったです。
犯罪こそが己の生きる道であり、善意のかけらすら存在せず、人間の負の感情が大好物…
鬼気迫るJokerを演技と感じさせず変幻自在に体現していました。
HeathがJokerなのか、JokerがHeathなのか…
彼の一挙手一投足に釘付け状態。一体次は何をするのか?不安に駆られます。
HeathとNolan監督は早い段階からJokerの演技プランを行ったと聞きました。
この映画の成功はHeathのJokerにあると言っても過言ではないでしょう。
看護婦さんの姿が妙に可愛かったデス。

twoトップスピードで駆け抜けた2時間32分

冒頭(銀行強盗シーン)からハイテンションのまま一気に突っ走っていきます。
展開早い早い。目まぐるしく変わります。気を緩める隙もありません。
2時間32分の長さは感じさせませんが、ずっと緊張しっぱなしなので観終わった後は疲れました。
それくらい観客を真剣にさせる力がこの作品にはあります。
ほっとするの、Alfredが出てくる場面くらいかなあ。

three対立の構図

簡単に言ってしまえば善と悪の戦いなんだけど、単純ではないです。

Batman VS Joker
Dent VS Joker
Gordon VS Joker
Wayne VS Dent
Gordon VS Two-Face
Batman VS Two-Face

特にJoker、Batman、DentはHeath、Bale、Eckhartの三つ巴の演技合戦でもありました。
BaleとEckhart、この2人が(役柄どおりに)火花散ってました。
Baleの熱演も光っていたけど、Eckhartの悪に屈しないDentが魅力的でした。最愛の人を失ってしまう悲しみや痛み、切なかった。
GordonのOldmanも特筆すべきでしょう。BaleとEckhartの間でいい風にバランスとっていたと思います。
そうそう、Dentのコイン、『No Country for Old Men』のおかっぱ頭を思い出しちゃたデス。出てくるんじゃないかと。←ないない。
Two-Faceのメイクはちょっとやりすぎ感も…wobbly

four“光の騎士”と“闇の騎士”

もちろん、“光の騎士”はDentで“闇の騎士”はBatmanです。好きだな、この言い回し。(Bale、Eckhartの容貌どおりなのもナイス!)
両者の関係を繋ぐ伏線の張り方に唸ってしまった。脚本、上手いなあ。
今回のWayneは悩みます。Dentの出現でBatmanの存在価値を問われるからです。
Rachelに対しても同様で、こちらは恋のライバルというワケです。結局WayneはJokerを選んだんだけど(笑)
そこをRachelは見抜いていたわけで、見事にラストシーンに繋がっていくのです。上手いなあ。
WayneがRachel絡みでDentにするちょっとした(?)嫌がらせは人間味が出てましたね。

fiveタイトルからBatmanが消えたワケって?

人の悪意が好物であるJokerにとってDentは格好の獲物で、それが高潔であればあるほど堕としがいがあるんです。
そこにいくと、Batmanは殺したいほど憎むJoker相手でも堕ちなかった。Jokerを殺したら、Jokerの勝ちだから。
人間から悪意が無くならない限りJokerは不滅なんです。
それでは救いようがありません。
結局Jokerに勝ったのはBatmanではなくフツウの人々の良心ってオチなんですが、タイトルからBatmanが外れているのもそういう意図かしらん。
う~ん、判りやすかったけど、この落としどころは甘さを感じたデスthink
Jokerやギャング、マフィアの描き方と対比して薄かったなぁ。
これ以上上映時間が長くなるのも問題だけどねsweat02

six舞台挨拶模様

上映前に関係者の舞台挨拶がありました。
(その前のレッドカーペットとイベントは観れませんでした。)

Dk_15_large

ね、Maggie姉、頭出てるでしょうhappy01
舞台に立ち位置の白いテープが張ってあるんですが、Baleさんはそれをずっと気にしておりました。足モジモジって感じ。
私は2階席から観覧してたんですが、丸見えでした。聞けば前回(Batman Begins)もそうだったみたい?クセなのか、君。
Eckhartさんは明るく陽気でMaggie姉が一番堂々としておられました。

レッドカーペット、舞台挨拶はコチラでご覧になれます。
http://hochi.yomiuri.co.jp/contents/stream/entertainment/20080729_002.asx
※掲載期限により閲覧不能になる可能性もありますのでご留意ください。

【追記】
Scarecrowのキリアン君ネタは別記事で書きます。

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『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(原題:Hot Fuzz)

Hotfuzz
噂どおりに面白かったです!
この作品のすごさは、おバカ映画と思っていたらいつの間にか本物嗜好になっていたところでしょう。
エドガー・ライト監督、アナタはすごいっつ!タダモノではありません。
映画スキーの心意気が全編に感じられた愛すべき一作です。

主演のサイモン・ペッグさん(脚本は監督と共同なのですね)、コンビのニック・フロストさんもぴったりハマってました。ってかキャストは皆よかった。白鳥も(笑)
あらっつ、ケイト・ブランシェットさん、こんなところに!

もっと多くの映画館で上映して欲しい作品です。
もう一回観たいな。
今度『ショーン・オブ・ザ・デッド』観てみよう。

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『美しすぎる母』(原題:Savage Grace)+エディ君スペシャル!

まずは映画感想。
'72年ロンドン、大富豪ベークランド家で実際に起こった息子による母親殺害事件を映画化…
同性愛、近親相姦、母殺し。
これだけのタブーが繰り広げられるストーリー展開は観ていて気持ちのいいものじゃないです。
時代背景や家族関係はわかったけど、“何故母を殺したか”という動機は弱かったな。唐突なんですね、その部分が。
トム・ケイリン監督はあえて結末を提示しなかったそうですが、観る側に委ねるにしては描写が少なすぎかなあ。
まあ、心理描写を掘り下げるともっとドロドロしちゃうだけだけどね。

Savagegrace_3

そして、エディ・レッドメイン君!
シーン、シーンで一瞬に表情が変わるんですね。役を分析した上でのクレバーな演技、お見事です。
あのビミョウは顔立ち(ちょっと爬虫類っぽい?)、クセになりそう。

そのエディ君、2008年10月日本公開予定『ブーリン家の姉妹』(ナタポー×スカヨハ、バナ兄、ジム・スタージェス君もご出演!)、2008年日本公開予定『Yellow Handkerchief』(『幸せの黄色いハンカチ』リメイク)と公開作品が続いて楽しみなのです!

顔ちっちゃいな~って思っていたらBurberryのプロモに出演してたんですね。
http://jp.youtube.com/watch?v=-4M5kBld5Og&feature=related
↑これはなかなかの美形っぷりですよ~note

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『幸せになるための27のドレス』(原題:27 Dresses)

他人の結婚式を成功させることに情熱を燃やす万年“付添い人”のヒロインが、自分の片思い相手の結婚式のために奔走するハメになるロマンチック・コメディー。(Yahoo映画さんより)

27dresses全くその通りなんです。
この映画はヒロインに共感できるかorできないかで、評価が割れると思います。
確かに彼女のおかれている状況は理解できるけど、それって自分で呼び込んだ結果なんですよね。
下手をすれば女性の陰湿さが出てしまいそうなテーマですが、主演のキャサリン・ハイグルさんが爽やかに演じたことで楽しめる作品に仕上がってました。ハッピーエンドだしね。
それにアメリカの結婚式事情がわかって面白かったです。

右は劇場に飾られていたドレスです。
(実際ポスターに使われたものかは定かではありません。)

やはり、なんといってもマースデンはんでしょうsign03
27dresses_2
期待どおりにやってくれましたよ、この作品でも!
彼のためにわざとkaraokeシーンこさえたんじゃないかしらん。
笑顔が最高にかわいいデスhappy01

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『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』(原題:The Chronicles of Narnia: Prince Caspian)

Narnia2_1 前作『第1章:ライオンと魔女』から1年後。
現実に戻ったペベンシー4兄妹は、カスピアン王子の角笛の音に導かれ再びナルニア国へと舞い戻ってきた。
しかし、この国の時間ではすでに1300年が経過しており、平和で美しい魔法の国は暴君ミラースに支配されていた。
ペベンシー4兄妹は、暴君ミラースからナルニア国を奪還するために、正当な王位継承者であるカスピアン王子とともに、再び冒険を繰り広げる、というお話。

監督は第1章と同じアンドリュー・アダムソンさん。
第1章が原作に忠実だったのに対し、第2章は原作を大胆にアレンジ、結果、エンタテイメント作品に仕上がってました。
PRで使われるフレーズ、魔法対人間、どおりの展開になってました。
とはいえ、子供の頃から原作ファンという監督の思いは、映像のところどころから伝わってきます。
そして、今回も魅力的なサブキャラが登場します。(意外なところにタムナスさん!)

ペベンシー4兄妹は前作より大きくなりましたねー。
Narnia2_4
今回はエドマンド@スキャンダー・ケインズ君の成長ぶりが際立っていました。
今後の活躍に要チェックです!
次作『第3章:朝びらき丸 東の海へ』は是非来日して下さい!

ベン君に関しては、頑張ったなあ~confidentという感じです。
いくら演劇経験があるからといっても、イキナリの超大作主役抜擢はプレッシャーも大きかったでしょう。
そういう意味でカスピアンの戸惑い、必死さはベン君自身、等身大で演じられたのではないでしょうか。
第3章でのカスピアン、ベン君、共に成長した姿が見られる事を楽しみにしたいと思います。
Narnia2_2
どこか踏み切れない(中途半端な)カスピアンの振る舞いも青さゆえ。

あのぅ…カスピアンの衣装デザインsign02と思ったの、アタシだけかなあ。
原作のカスピアン(13歳)ならともかく…coldsweats01
Narnia2_3
crown(絵文字の)まんまだー(笑)

プレミア試写会も終わって、ようやくひと段落ついたなあ~と思っていたら…
なに?ベン君、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』映画化決定ですってーー!!
http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=45194
http://www.imdb.com/title/tt1235124/
という事で次回はこのネタで行きま~~~す。
金髪にするのかなあ?

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『ジェイン・オースティンの読書会』(原題:The Jane Austen Book Club)

読書会のメンバー6人がジェイン・オースティン作品へのアプローチを通して心に抱えた問題と向き合っていくヒューマンドラマです。

Janeaustenbookclub

ストーリーに派手さはないけど、日常的な感覚がリアルで身につまされるセリフも多々ありました。
ジェイン・オースティン読んでいればもっと深いところで楽しめたのかもしれません。
たとえ読んでいなくても、自分なりに感じるところはあったし、面白かったです。
それに皆がハッピーエンドでよかったです。
登場人物が無茶をしないんです。やっぱりオースティンって保守的なのかな?

グリッグ@ヒュー・ダンシー君、かわいかったです。
ヘナチョコなイメージあったんですが、今回もちょっとヘナチョコしてたけど、気優しい青年を好演してました。
素直で年上の女性を立て賢い…ああいう部下が職場にいたらいいんだけどなあ。

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『潜水服は蝶の夢を見る』(原題:Scaphandre et le papillon, Le)

ファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまったジャン=ドミニク・ボビーが、左目の瞬きだけでつづった自伝小説を映画化したものです。

これだけ聞くと、お涙頂戴の闘病記かと思いきや、画家でもあるシュナーベル監督の手腕によってユーモアとウイットに富んだスタイリッシュな作品に仕上がってました。
この笑えない状況を自虐的とも言える語り口調で綴る前半。
死を意識しながらも一日一日の人生を感じ取るように生きる後半。
人間の温もりが伝わってきます。
主役のマチュー・アマルリックさんが素晴らしいです!

Scaphandre_et_le_papillon_le

3月に観たの、ようやくアップしましたあ…coldsweats01

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『つぐない』(原題:Atonement)

3月20日、女性限定試写会に行って来ました。
原作(イアン・マキューアン『贖罪』)は読んでいたので、一筋縄ではいかない複雑な物語をどう映像化するのか興味あるところでした。
しかし、それは全くの杞憂で終わりました。

ジョー・ライト監督はじめとするスタッフ、キャスト、映画の質の高さをうかがわせる出来映えでした。
ストーリー展開上、カットバックを何度も使わざるをえないのですが、音楽効果で上手く処理していました。←アカデミー賞(作曲賞)は納得。
原作を知っていても(あの結末を知っていても)、映画には引き込まれる力があります。←ゴールデン・グローブ(作品賞(ドラマ))も納得。
アカデミー賞(作品賞&監督賞&脚色賞)だってなあ…think

Atonement

あの“贖罪”をもってしてもブライオニーの犯した罪を拭い去ることはできないと思うのです。
ラストの結末(大ネタバレなので伏せます)で“代償”を支払ったように感じるのです。それはようやく過去から解放された証でもあるんですね。

ロビーのマカボン君が素晴らしい!!
Atonement_mcavoy
目で語っちゃう演技力。『ペネロピ』で見せた柵越えも健在。切なさ度アップ。
(この画像なんて…子犬happy02
なんて上手いんだースコッツ!

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『魔法にかけられて』(原題:Enchanted)

映画でこんなにいい気分になったのは久しぶりです。心に潤いを感じました。
確かにあり得ないストーリーだけど、単なる御伽噺でなく“自分探し”や“自己確立”になっているんです。
なので、大人が観ても(大人だからこその部分もあるなあ)楽しめます。
笑いもいっぱいで親子さんで鑑賞するにはもってこいかも!(吹き替え版あるしね。)

Enchanted

アカデミー賞主題歌賞ノミネートされた3曲をはじめ、音楽よかったです。
「真実の愛のキス」耳に残りますね。「ジゼルを探すエドワード王子」の曲、今聞いても(あの場面が浮かんで)可笑しくって最高っス。

【今回のナイスガイ】 ジェームズ・マースデンさんっつ!

Jamesmarsden_2いや~、goodですねー、エドワード王子のムダに白い歯とタイツ姿。
『X-MEN』のくら~~い役よっか、はじけっちゃってるこっちのが合ってるよん。(サイクロップスの時より痩せたですか?)
『アリー・myラブ』第5シーズンで歌が上手いなあ~と思っていたら、ホンモノだったんですね。
今回のアカデミー賞主題歌賞のノミネートで歌った時、ご本人相当上がっていたらしく、本来の調子ではなかったと聞いてます。
歌い慣れている人でもアカデミー賞ってそういう場所なんだなーと思いました。
作品も『27 Dresses(幸せになるための27のドレス)』、『The Box』と続くので要チェックさせていただきますわ~wink

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『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(原題:The Golden Compass)

壮大なスケール感、RPGのようなストーリー展開、緻密な映像美術にデジタルクリエイト、そして何よりキャラクターが魅力的!とくれば言う事ないんですが、なんせ3部作の第1作なのでエピローグなんですね。第2作、3作の映画化が楽しみといったところでしょうか。

宗教や哲学的要素を強く含んだ一種独特の世界観に惹かれます。
守護精霊ダイモンとかパラレルワールドとかいった設定も個人的に好きです。ファンタジーに限界はないんだなあ。
現在、原作を呼んでおりますが(まだ上巻の前半)、ライラって思った以上にオトコマエですわーcoldsweats02
早くゲイにしか見えない天使カップルshineの話までいきつかなければ。

The_golden_compass1

ライラの公式サイトさんで自分に会ったダイモンを探してくれる“あなたのダイモンに会いにいこう!”というコーナーがあります。
そして、選ばれたダイモンから自分の能力や性質も診断してくれます。
↓私も試しました。
Gabriel 私のダイモンはヤマネコで名前は「Gabriel(ガブリエル)」です。
ダイモンの性別は人間の逆なんだそう。
診断による私の性格や性質は
「気まぐれ、自発的、競争心の強い、柔らかい口調、リーダー格」
ビミョウに当たってるかもcoldsweats01
ガブリエルが欲しいっつ!

あ、今回全くあらすじとか書かなかったわー。
まあ、いいかあ…(^^ゞ

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『いつか眠りにつく前に』(原題:Evening)

あなたが最後に思い起こすのは誰の名前ですか?

死の床にあるアンが繰り返すうわ言は、娘たちコンスタンスとニナが知らない男性の名前ハリスだった。
朦朧とする意識の中、アンの記憶は過去のある出来事へ遡っていく。
親友ライラの結婚式に出るため、海辺の町を訪れたアン。
そこで出会ったハリスと恋に落ちるが、それは取り返しのつかない悲劇の引き金になってしまった。

いつか眠りにつく前に

ラストの海辺の夕景と人生の夕景を重ね合わせたシーンが印象的でした。
母と娘、姉と妹、このやり取りは女性ならどこかしら共感を覚えると思います。
そして老いたアンとライラ(特にライラかな)の会話は秀逸です。
良い事もあれば悪い事も人生にはつきもの。その事を享受するかしないかで生き方は変わってくると思うのです。
2大オスカー女優ヴァネッサ・レッドグレーヴさんとメリル・ストリープさん、静かな演技でも魅せてくれました。

「人生に“過ち”はないのよ」娘ニナに語ったアンの言葉。それは過去の自分に対して語ったのだと思います。
果たして、自分は死ぬ間際にそんな境地に至れるかしらん…think
今のところ、人生に“模範解答”はない、なら言い切れるかな。

【今回のパトパト(パトリック・ウィルソンさん)】

パトパトのハリス、アン、ライラ、バディsweat02から好かれるオイシイ役です。
いつか眠りにつく前に

パトパト、クレア・デインズさんとは以前CMシーンで歌を歌った仲とのこと。どうりで映画の歌のシーンも息が合ってたんですね。もともといい声してるんだよね~confident
ものすごっつうファンか問われると甚だギモンなんですけど、『オペラ座~』からの腐れ縁で気になるんです…やっぱこれも好きのうち?

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『君のためなら千回でも』(原題:The Kite Runner)#2

『君のためなら千回でも』の原作『カイト・ランナー』(※現在は改題タイトル『君のためなら千回でも』で出版されています)を読み終わって再感動しております。なので、もう一回記事にします。
今回は核心触れまくりのネタバレとなります。
寄ってネタバレNGの方はこの先はご覧にならない方がよろしいかと存じます。
という事でよろしくお願いいたします。

映画は原作に忠実でした。
但し、映画という限られた時間内で原作エピがカットされていたのはいうまでもありません。そのための辻褄合わせか?設定がいくつか変えられていました。
それは仕方ない(というより当たり前)で、その点については400ページ以上の原作を上手く2時間に納めたと思います。
なので、原作を読んだ後、新めて映画のワンシーンや何気ない会話のやり取りにはもっと深い部分があったんだと気がつきました。
登場人物についても同様で、ひとりひとりのエピと言動が結びつきました。(アセフの思考回路もわかりました。)

原作の描写には感情のツボおされまくりでした。特にソーラブ君!
映画にはないんですが、原作にはアメリカに渡る前にすったもんだがあって-あの寺院の会話「僕は汚れているから」から後のエピ-これが痛々しいくらい切ないんです。
「疲れたんだ」なんて、あんな子供がああ~~~crying
アミール・ジャン、またやっちまったなー!って感じ。
Kite_runner

Kiterunner映画でなんと言っても衝撃を受けたのが、ハッサンの○○シーンです。
問題のシーンについて、ハッサン役のアフマド・ハーン・マフムードザダ君(フルネーム長っつ)のAP通信インタビューによれば、本人も家族も大反対で渋々だったそうです。(学校でいじめられるんじゃないか等等家族は心配したとのこと。)
というワケで原作より大幅カットし、しかもパンツはいて撮影したそうだ。
←映画の時より大きゅうなっとる!

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『ノーカントリー』(原題:No Country for Old Men)

2月27日の試写会に行って来ました。
第80回アカデミー賞で主要4部門(作品・監督・助演男優・脚色)を制した作品です。

舞台は1980年代のテキサス。麻薬密売に絡んだ大金持ち逃げした男、持ち逃げした男を追う殺し屋、更に2人を追う保安官、三つ巴になって物語が進んでいきます。

ストーリーは単純なのですが、ハラハラドキドキ緊迫の連続で、最後の最後まで予測不能でした。
ラストは呆然としました。エンドロール終わった直後「えっ?これ作品賞」と開口一番突っ込んだくらい。
しかし、数日経った今は「これもありだよなあ」と変化しています。
人間の内面を描き出すだけでなく、世の中は必然と偶然で成り立っている森羅万象の摂理を感じ取ったのです。だからあのラストなんだと。
とは言え、決して満足度が高いわけではないのです。映画の完成度と主観の入る満足度は別モノなのです。
『ファーゴ』のように心にストンとくる落としどころを感じなかったからだと思います。殺人描写もキビシかったです。
映画通と言われる方には魅力的な作品でしょうけど、私は素人ミーハー映画ファンなもんで…sweat01
キャストについては、何も言う事なし!ってくらいお見事でした。

【追われる男】40歳過ぎて開花した(笑)『アメリカン・ギャングスター』ジョシュ・ブローリンさん。
Nocountry1
欲で身を崩すいい例だわー。

【追う殺し屋】『海を飛ぶ夢』とはまるで別人のハビエル・バルデムさん。
Nocountry2
怖いっつ、怖すぎる。破壊力はターミネーター並み。
えいっつ、もういっちょ!
Nocountry3
ひええええ~~っつwobbly
妙に律儀なのがかえって不気味な雰囲気かもし出してました。
このインパクト(←特に髪型)と存在感で助演男優賞は当然でしょ!

【保安官】トミー・リー・ジョーンズさん。
Nocountry4
正義感は持ちつつも、“老兵は死なず、ただ消えゆくのみ”の振る舞いで、決して無茶はしません。
現実としては大多数がそうなんだと思うんですけどね。

要するに、この映画は“No Country for Old Men”って事だったんですねーdespair

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『君のためなら千回でも』(原題:The Kite Runner)

原題(原作)は『カイトランナー(凧追い)』なのですが、この映画の舞台・アフガニスタンの文化や風習に精通しているとはいい難い日本ではこの邦題で大正解です。
それほど邦題のフレーズは心に染み入るのです。

Kite_runner_1 原作の“カイトランナー”ですが、アフガニスタンでは凧揚げが盛んで、年に一度「凧合戦」が催されていました。
凧合戦とは、凧糸にガラス粉をコーティングして、相手の凧糸を切って凧を落とすのです。最後に勝ち残った者が優勝者です。
落ちた凧を戦利品として奪い合うのがカイトランナーです。特に最後に落とされた凧は価値があり、この凧を手に入れたカイトランナーほど優秀とされていました。
映画を観終わった後では、“カイトランナー”に込められた作者の想いは通じますが、観る前に惹きつけるには邦題かな、やっぱり。

主人公は少年の頃から作家になる夢を抱いていたアミール。
ソ連のアフガニスタン侵攻によってアメリカへ亡命し、ようやく念願の作家デビューを飾るという時に恩人から電話が入ります。
それは遠い昔に犯してしまった過ちを呼び覚ますには十分過ぎました。忘れていたのではなく、ずっと心に棘がささったまま疼いていたのです。
アミールの胸に平和だったアフガニスタンでの少年時代の記憶がよみがえります。

君のためなら千回でも!

ハッサンはそう言って凧合戦の日、アミールが最後に落とした凧を追いかけて行きました。彼ほど優秀なカイトランナーはいませんでした。
少年時代のアミールとハッサンは兄弟のように育ちました。
主人の息子と使用人の息子、パシュトゥーン人とハザラ人。
2人の間には身分という壁がありましたが、ありったけの忠誠心と友情をハッサンはアミールに示してくれたのです。
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恩人と会ったアミールは、そこで衝撃的な事実を聞かされます。
20年の歳月を経た今、アミールはあの時のハッサンの気持ちに応えるべくある決意をするのです。
Kite_runner_2

文句なし!原作の感動を壊さず、脚本、演出、そしてキャスト(特に子役すごい!)どれも良かったです。
映画の中盤で早くも涙、ラストはもう大変でした。
過去と現在の伏線の張り方、台詞が絶妙です。プロット練られてるなあ。上手いっつ!!

「凧合戦」のシーン、見応えありました。
青空に舞う凧。空を切って旋回、下降から一気に上昇、カメラワークが素晴らしいです。凧の気持ちになれます。
映画ではタリバン政権下のアフガニスタンも描かれているのですが(実際は中国ロケ?)、当時ニュースで流れていたのは“こういうことだったのだ!”と身につまされました。

Kite_runner_4【おまけ】
ソーラブ君、かわいかったよー。
リバプールのスティーヴン・ジェラード君みたいです。

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『L change the WorLd』

いつもと違った趣向ですが…観るんですよ、アタシだってこのテの映画(笑)
あまりにメジャーなので、ストーリーとかキャラ紹介とかは省きます。←手抜きかあ~(^^ゞ

本編『DEATH NOTE デスノート』シリーズに思い入れのある方からはキビシイ意見もあるようです。
私は本編にこだわらずに観ましたが、それでも映画として完成度はイマイチだと正直感じました。
ストーリー展開、緊張感ある導入部からすると(海外ロケまでしたのに)幕引きはあっけなかった、頭でっかち尻つぼみ状態です。
(余計なシーン多かったんじゃないかなあ。もっと絞ってもよかったかも。)
それでもLの物語として捉えるならば、全体を通してブレはなかったです。
Matsukenl
この作品はスピンオフという形をとったLへのオマージュなんだと思いました。

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『ペネロピ』(原題:Penelope)

先日、試写会に行ってきました。(一般公開は3月1日からです。)
サイコーにキュートでハッピーなロマンチックコメディーです。
Penelope
乙女心(もうないけどさ)くすぐられる胸キュンおとぎ話風ストーリーだけど、作品の持つテーマやメッセージは共感できると思います。
あと、ペネロピのファッションや小物グッズ類が私好みでした~♪

相手役のマックス演じたマカヴォイ君、やっぱりよかったです!
James_mcavoy_penelope_illust
“マカヴォイ君”が言い難くて、つい“マカボン君”って呼んでしまうのデス(^^ゞ
という事で、保留していた(←いつからだぁ?)我が子犬チーム(子犬キャラ・アクター陣というイミですぅ^^;)に加入決定っ!
久々にイラスト描いたけど、時間かかるっス。

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『アメリカン・ギャングスター』(原題:American Gangster)

American_gangster 1970年代のニューヨーク。ハーレムを牛耳っているギャングボスの亡き後を受け継いだフランク・ルーカスは、ベトナム戦争を巧みに利用し東南アジアから産地直送でヘロインを密輸、人気ブランド<ブルー・マジック>として売りさばき莫大な富と権力を手中にする。
一方のニュージャージー。所轄刑事リッチー・ロバーツは“警官の慣習”に従わず大金を着服しなかったばかりに、署内で孤立するはめに。そんな中、新設される麻薬捜査班の責任者に抜擢され、自分と同じ賄賂を受け取らない警官たちを集め捜査を開始する。
リッチーの標的は<ブルー・マジック>の元締めに絞られるが、慎重なフランクはなかなか捜査線上に挙がってこない。
しかし、ボクシングの世界タイトルマッチ戦で、恋人からプレゼントされた派手な毛皮のコート(+帽子)をまとったフランクが大物マフィアより前列で観戦する姿がリッチーの眼にとまる。
こうして、リッチー率いる麻薬捜査班は監視の対象をフランク・ファミリーに広げ、決定的な証拠をつかむのだった…。

上手く出来ている、出来すぎだ~と思ったけど、“事実に基づいた話”と言われれば、脚色がどのくらい施されているかはさておき、納得するよりないです。
麻薬王フランク@デンゼル・ワシントンさん、刑事リッチー@ラッセル・クロウさんの“がちんこ”的ぶつかり合いを期待したけど、それは肩透かしでした。
物語は両者の背景を丁寧に描いていき、ラストで融合する形になります。従って、上映時間も157分と長いけど、そのくらいかけないとリアリティは出せなかったんだと思います。
リドリー・スコット監督の練られた演出、それに応える両オスカー俳優の演技はさすがで、久々に骨太で力強い作品を観た感じです。
American_gangster1
↑ナニをお願いしてるの監督さん…じゃなくて、2人が直接対峙する最初のシーン(これが一番象徴的なシーンなんだけど)の演出と思われます。
ラスト、“両雄花を持たせる”には、もってこいの落としどころでした。
あと、エンドロールの最後まで観た方がよいと思われます。

うわ~ん、キレたデンゼルさんは怖いよう…(^_^;)

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『ヒトラーの贋札』(原題:DIE FÄLSCHER)

第2次世界大戦中のドイツ、ザクセンハウゼン強制収容所で、ナチスから“ベルンハルト作戦”という贋札造りを強制されたユダヤ系技術者たちの苦悩を描くヒューマンドラマです。
実際に強制収容所で贋札造りに携わった印刷技師アドルフ・ブルガーの著書が原作となっています。

収容所に送られた世界的贋作師・サリー、印刷師・ブルガー、美術学生・コーリャなどユダヤ系の技術者たちに課せられた使命は完璧な贋ポンド札を作ること。収容所内には秘密の工場があり、ナチスは贋ポンド札によりイギリスの経済混乱を狙っていた。
ナチスに協力するか、正義を貫き死を選ぶか、彼らは苦悩する…。

Die_falscher

いつ死ぬか(殺されるか)わからない張り詰めた緊張感で繰り広げられる人間模様は確かな見応えがあります。
それぞれ“闘い方”は異なっても、そこにあるのは己の信念、信条からくるものだとすんなり理解できるのです。
またひとつ知らなかった歴史のひとコマを垣間見ることができました。

~気になるナイスガイ~
August_diehl
ブルガー役のアウグスト・ディールさん、『青い棘』以来で“おおっ♪”ってな感動が(笑)
はっきり“美形さん”と呼ぶにはビミョウですが、スクリーンで独特な雰囲気を放っていて目が離せません。彼の出演作品が日本公開されるチャンスがあれば観ようと思います。
あ、子犬@ダニエル・ブリュール君もね(*^_^*)
今年のドイツ映画祭で(作品に)お目にかかれたらいいなあ…。

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『レンブラントの夜警』(原題:Nightwatching)

なぜ、レンブラントは『夜警』を描いたのか…一枚の絵をめぐって繰り広げられる人間ドラマです。
Nightwatching

1641年、オランダのアムステルダム。35歳のレンブラントは肖像画家として絶頂期にありました。
しかし『夜警』を描いてから、人生が転落し始めます。
この絵にはモデルとなった権力者たちのあるスキャンダルが暴露されていたのです。
権力者の怒りを買ったレンブラントは、彼らの報復により追い詰められ、破滅への道へと進んでいくのです。

かなりマニアックなテーマですが、個人的に見応えありました。元々絵は好きですし。
謎解きだけでなく、時代背景や当時の風俗、習慣など、『夜警』が生まれたバックボーンは興味深かったです。元々歴史好きですし。
また、レンブラントと3人の女性-妻、愛人、ミューズ-三者三様違った愛の形があり、画家の人生そのものに影響を与えていたのも面白かったです。

レンブラントの妻・サスキアを演じたエヴァ・バーシッスルさん、『プルートで朝食を』のファントム・レディだったんですねー。
Nightwatching1
気がつきませんでした(^^ゞ

“ペンは剣より強し”という言葉がありますが、告発にはリスクを伴う、現実は甘くない事を実感した作品でありました。まあ、それでも、最後に愛をみつけたレンブラントは仕合せだったのかなあ…。

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『茶々 天涯の貴妃(おんな)』

豊臣秀吉の側室・茶々を中心に繰り広げられる戦国絵巻です。

Chacha_3
時代に翻弄されながらも、愛する者のため、一途に生きる女たちの姿に心を打たれます。
この時代、男子を生むことが女の努めでした。であれば、女の戦とは血を残すこと。
豊臣家は滅んだけれど、徳川家に嫁いだ妹・小督により、浅井家の血が天下人として後世に受け継がれる。
その点で、茶々は家康に勝利したのです。
運命に甘んじ、散っていくのではない、したたかさも持ち合わせているのです。しかし姉妹にとって哀しい戦です。
そういった儚さ、切なさが描かれ、映画としては(史実を踏まえた歴史ドラマでなく、あくまで人間ドラマとして)いい出来だと思いました。

ただ、ただ、ファンには申し訳ないけど、茶々の和央ようかさんは…。元宝塚男役で絶大な人気を誇ったトップスターなのは認めますが、立ち振る舞い、台詞まわし、小督・寺島しのぶさん、はつ・富田靖子さん、お市の方・原田美枝子さん、北政所・余貴美子さん、大蔵御局・高島礼子さん…この中に入ったら…^^;
和央さんを起用するなら別の企画があったはず…例えば木曽義仲の側室・巴御前とか男装の麗人・川島芳子とか。

男優陣はみな良かったです。
豊臣秀吉・渡部篤郎さん、徳川家康・中村獅童さん、狐と狸の探り合い的シーンはさすがです。
特に渡部篤郎さん、コンプレックス抱えた秀吉、ハマってました。
若手の豊臣秀頼・中林大樹さん、後藤基次・平岳大さん、真田幸村・黄川田将也さんはイケメントリオ。違ったイミで楽しませていただきました~(#^.^#)

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『やわらかい手』(原題:Irina Palm)

主人公はロンドン郊外に暮らす50歳の主婦マギー。
難病の孫のために風俗店で働き、手術費用を工面するという話です。
Irina_palm
個人的に好きな作品です。
ひとつ間違えれば不快になりそうな話ですが、陰惨さはなく、見終わって爽快な気分になりました。
それは、孫を救うのはサイド・ストーリーで、平凡な主婦が、自信をつけ自己を確立していくのがメイン・ストーリーだからなのです。
誰かの祖母、誰かの母から、強くしなやかな女性へと変貌していく姿に勇気づけられるのです。
主人公が仕事に誇りを持って堂々と生きていく姿が清々しく映りました。いいよね。
しかし、“テニス肘”ならぬ“ペニス肘”には笑いました。

主演のマリアンヌ・フェイスフルさんは、60年代に一世を風靡したと言われる伝説の女優で、ミック・ジャガーの元恋人だそう。あの『ルパン三世』峰不二子のモデルとされています。
やはりこの存在感はタダモノではなかったのですね。彼女無くして、この映画は成り立たたなかったかも…。

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『迷子の警察音楽隊』(原題:Bikur Ha-Tizmoret)

物語はシンプルです。エジプトの警察音楽隊が、文化交流の演奏旅行で訪れたイスラエルで迷子になって地元の人に助けられる。ただそれだけの話。
The_bands_visit
劇的なシーンはないんですが、音楽隊団長と女主人との会話は国家や人種は異なっても、人として持つ痛みや悲しみは同じであるという事が伝わってきます。
若い音楽隊員と女主人のシーンも同じように象徴していると思います。

この作品はカンヌ映画祭「ある視点」部門で“一目惚れ”賞を、本年度東京国際映画祭でも最優秀のサクラグランプリを受賞しました。
プロの目の評価が高いにも関わらず米国アカデミー賞の外国映画部門にノミネートされなかったのは、英語のシーンが多かったからという理由だそうです。
確かに、途中からほとんど英語でした。しかし、これは演出上、仕方ないかなあ、と思います。

ラスト、この警察音楽隊がどんな演奏するのかと思ったら、団長さん、案外、お茶目さんでした(笑)
うっつ、年越してようやくアップです。次回は『やわらかい手』の予定。これも年越しだあ~^^;

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『俺たちフィギュアスケーター』(原題:Blades of Glory)

Blades_of_glory_4 この作品、全米で公開された時から待ち望んでいたのです。
ようやく念願かなって、12月11日の試写会に行って参りました。
ストーリーは単純です。
チャズとジミーはフィギュアスケート界のライバル同士。
2人が同率一位となった世界選手権の表彰台で大喧嘩し、男子シングル部門から永久追放されてしまう。
失意の日々を送っていた2人はペアを組み、ペア部門で現役復帰する事になるのだが…。


Will_ferrell
マッチョでセクシー、ロックスターのような派手な演出が売りのチャズ・マイケルズをウィル・フェレルさん。
フィギュアスケーターとは程遠い体型。暑い、暑苦しすぎる。

Jon_heder
王子様ヘアをなびかせ優雅に舞うジミー・マッケルロイにジョン・へダーさん。(『バス男』は必見!)
ナルシストっぷり、かなりビミョウ。(美形でないところが逆によかったのかも。)
ジミーのキャラ、ジョニー・ウィアー さんをパクったらしい?
いや、もちろん、ジョニーさんはレッキとした美形です。

男性ペアならではの股間リフティングや、北朝鮮で封印された大技など、バカバカしさオンパレード!
Blades_of_glory_1
とは言うものの、非常によく作られていて、スポ根モノとして楽しめます。このテのコメディはアメリカならでは。
いや~っつ、もう、最高です!!今だって思い出し笑いが…。
12月22日に公開されたらまた行きたい気分です。

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『ある愛の風景』(原題:BRODRE)/ギョロ目兄弟リメイク

ハリウッドでリメイクも決定したデンマーク映画です。

物語は美しい妻サラと可愛い2人の娘を持つ国連軍のエリート兵士ミカエルにアフガニスタンへの派遣が命じられるところから始まります。
同じ時期、彼の弟ヤニックが刑務所から出所してきます。
戦禍へ赴いたミカエルは敵の捕虜となってしまいますが、家族の元へは戦死と伝えられます。
残されたサラや子供たちの心の支えとなったのが、今まで厄介者だったヤニック。だんだんサラとヤニックの距離は近づいていきます。
Brodre1
そんな中、ミカエルが国連軍に助けられ、家族の元に帰ってきます。しかし、捕虜という過酷な状況がミカエルを一変させていました。
Brodre2
すっかり人が変わったミカエルに対し、サラや娘たちは戸惑います。
何があったのか、何が夫を変えたのか知りたいとミカエルに迫るサラですが、ミカエルは頑なに拒み続けます。
“ある事実”を一番知られたくない相手がサラなのです。
今までの自分-良き夫、エリート軍人-が失われてしまうことを畏れたのでしょうか…。
サラに知られるくらいなら…ミカエルは追いつめられていくのです。
ラスト、観る側がどう受け取るか委ねられた形で終わります。
Brodre3
観終わって、どよ~~~ん感が残りました(音楽もどよ~~~んでした)が、不思議と心のひだに浸透する作品でした。
そこにあるのは絶望だけでなく、希望の兆しも見て取れたからでしょう。たとえ別れることになったとしても…。

そして、ハリウッドでのリメイクは(前にも記事にしましたが)、兄がトビー・マグワイアさん、その妻がナタリー・ポートマンさん、弟にJakeたんです。
ハリウッド版はもっとシンプルでドラマチックになってしまうような…。
では、トビーさんとJakeたんで脳内変換してみましょう♪
Brodre4
なかなかですぅ~(#^.^#)
ギョロ目兄弟(←友人命名)の誕生に期待大なのです♪

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『ベオウルフ/呪われし勇者』(原題:BEOWULF)

Beowulf 英文学最古の叙事詩のひとつで、勇士ベオウルフが巨人グレンデルや炎を吐く竜を退治するという英雄譚。
物語が成立した時期ははっきりせず、8世紀から9世紀にかけての間と考えられています。
ストーリーはベオウルフの若い時を描いた第一部と、老域に入ったベオウルフ王の最期までを描いた第二部に分かれており、映画も踏襲していました。

そして感想は…
映像革命を狙ったのでしょう。何もそこまでしなくても…というくらい画像処理が施されていました。
確かに、架空の物語=非現実な世界を現すのには成功したと言えるでしょう。
心理描写を現す顔のアップが人工的でぎこちなくなってしまうのは勿体ない感がありました。
それとは逆にアクションシーンは実写では到底無理な動きもすんなり楽しめました。
生身とCGが入り混じった映像、ゲーム好きにはたまらないんでしょうね。
ストーリー自体は面白いのです。
ちょうどキリスト教が入ってきた時代で、映画でもその辺は描かれていました。“異教に対する不安や畏れが巨人や竜に象徴されていた”とは一緒に観にいった友人の弁です。なるほど。
このように奥が深い物語なんですね。

この映画はこの人なくては語れませんっつ!
Beowulf_angelina_jolie
アンジー姐さん、凄みありすぎ。(『アレキサンダー』の蛇母ちゃん彷彿させるう~^^;)
“悪しき母性”みたいな言われ方してますが、本当に愚かなのは男のサガなのであります。

王妃は画像処理やりすぎかなぁ。
Beowulf_robin_wright_penn
まあ、こういった幻想的なシーンはよかったです。

やりすぎっていうか…ベオウルフのレイ・ウィンストンさん。
Beowulf_ray_winstone
全身CG整形状態っすね(笑)
『300』でも感じたのですが、役者に求められる資質も時代と共に変化するんですね…。

こちらはもうひとつのベオウルフ『Beowulf & Grendel』です。
Beowulfgrendel
2005年の作品。つい先日、日本でDVDリリースされました。
主演はジェリさんです。(やはり似合うなあ、赤。)

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『4分間のピアニスト』(原題:VIER MINUTEN)

今年のドイツ映画祭でスケジュールが合わずに見送った作品でした。やっと、観る事ができました。そして、待った甲斐がありました。
天才的なピアノの腕前を持つ女囚・ジェニーが女子刑務所でピアノを教えている老女・トラウデによって、再び希望を見出す物語。
暴力的で反抗的なジェニーに対し、あくまでトラウデは昔気質の教えを貫きます。
世代も性格も全く異なる2人がピアノ・レッスンを通じて距離が近づいていく過程を中心に描いています。
プロットが計算されていました。人物の掘り下げ方が丁寧です。トラウデ、ジェニー、その他の登場人物、台詞でどんな人物かわかります。全編通じてブレがないのです。
そして、その台詞が伏線となってるのです。
だから、あのラストに繋がるのです。

10368
ジェニーがコンテストで弾いたのはトラウデが教えた“クラシック”ではありませんでした。
忌まわしい過去を払拭し、自分や他人を受け入れた証があの“演奏”だったのだと思います。
私はここにいる!4分間は魂の叫びそのものでした。
それはジェニーだけでなく、トラウデにも言えることでしょう。過去の呪縛から解放された瞬間でした。
持って生まれた性格はそう変わらないけれど、出会いや出来事によって人は変わっていくのだと思います。
もちろん、その人に気持ちがなければ何も変わらないんですけどね。
Db_4_minuten_31
若き日のトラウデ。そこにはある秘密が…。

この映画は11月23日に観たのですが、ようやくアップしました。いっつも一週間遅れ…(^^ゞ
昨日(12月1日)は『ある愛の風景』と『べオウルフ』観てきました。
う~ん、今日中にアップできるかなあ~^^;

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『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』(原題:SZABADSAG, SZERELEM)

ソ連の弾圧支配から自由を求める民衆が、武装蜂起した1956年のハンガリー革命が舞台となっています。
革命とメルボルン・オリンピックとの間で翻弄される恋人たちの物語です。
Szabadsag_szerelem
今からそんなに遠くない過去、軍事介入により大勢の民衆が虐殺された悲劇があった事を初めて知りました。
映画はその時代背景を丁寧に描いています。
もし、このような時代に生まれ合わせたら、自分は何かするのだろうか。それとも、傍観を決め込んでしまうだろうか。
改めて“自由”について考えさせられました。恵まれた時代に生まれた事に感謝しなくてはいけません。
でも、この安定した時代だって、いつかは崩れるかもしれないのです。何もできないかもしれないけど、せめて心の準備だけはしておきたいな。せっかくこの映画を観たんだから。

さて、今回の“美形”はカルチ君のイヴァン・フェニェーさんです。
Szabadsag_szerelem1
どう、この見事な逆三角形!一日10時間プール漬けの撮影だったそうです。
『ジャーヘッド』にもご出演してたそうですが、全然わかりませんでした。
なので、観なおしたんですが…途中わからず、最後のエンドロールでようやくわかりました。
更に観なおして、ようやく(途中でも)確認できました(笑)
Szabadsag_szerelem2
こちらはヴィキのカタ・ドボーさんとのツーショット。
ええや~ん、この顔♪

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『アフター・ウェディング』(原題:Efter brylluppet)

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インドで孤児たちの援助活動に従事するヤコブが主人公。
ある日、巨額の寄付金を申し出てきた実業家ヨルゲンに会うため故郷デンマークへ戻る。
半ば強引にヨルゲンの娘アナの結婚式に呼ばれたヤコブは衝撃的な事実を知らさせる。困惑するヤコブにヨルゲンはインドの慈善事業への出資と引き換えにある条件を出すが、その裏には秘密が隠されていた。

Efter_brylluppet_2
娘から父へ「たとえ生まれ変わっても、もう一度パパと会いたい」
夫から妻へ「おまえと過ごした時間は、私の昼であり夜であり、海であり空だった」
涙腺が壊れましたっつ!!

西洋と東洋。裕福と貧困。慈善と偽善。建前と本音。スサンネ・ビア監督は人間のどろどろした本質を深く突いてきます。
その中で、最も身近な家族のあり方について、模索しているような気がします。
ヨルゲンの行為をエゴととるか、愛ととるかは…それは観た人、それぞれだと思います。
人間単純ではありません。いろんな感情が入り混じっての行動であり決断なんだと思います。
よく考えたら、この登場人物の中で一番ダメージ受けたのって娘アナですよね。
これは次回公開作『ある愛の風景』観なくては!(Jakeたんの予習も兼ねて♪)

Efter_brylluppet_3
ヤコブのマッツ・ミケルセンさん、運命に翻弄される寡黙な男を好演。
悪役顔だよな~と思っていたら『007/カジノ・ロワイヤル』の悪役でしたか。チェックしなくちゃ♪

Efter_brylluppet_4
ヨルゲンのロルフ・ラッスゴルさん、まるで白熊さん。白熊さん無くしてはこの映画なかったです。
特に誕生日のスピーチシーン、後からグッとボディ・ブローのように効いてきます。
友人オススメ『太陽の誘い』是非観なくては。

しかし、今日は怒濤の記事アップだあ!

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『マイ・ブラザー』(原題:Mio Fratello é Figlio Unico)

第20回東京国際映画祭のワールド・シネマ部門で上映されたのを観に行きました。
舞台は60~70年代のイタリアの小さな町。
ファシスト党に傾倒する弟・アッシオ、左翼運動に熱心な兄・マンリコ、マンリコの恋人・フランチェスカの3人を主軸にストーリーは展開していきます。
“自分をわかってくれるのは兄だけだった”
思想は違えども、どんなに反発し合っても、血の絆は強いのです。
それが兄弟だから。

Miofratello_sfondo10_1280
↑兄役のリッカルド・スカマルチョさん、イタリアでは国民的アイドルだそうです。(日本で言うなら○○タクさんかな。)
スターの持つカリスマ性がスクリーンに余すところなく現れておりました。
確かに美しいお顔です。(でも濃いィ。)

Miofratello_sfondo05_1280
↑弟役のエリオ・ジェルマーノさん、兄の恋人を愛してしまう屈折したナイーブな青年にピッタリでした。
兄派か弟派か問われれば、私は弟派です!
それくらい切なかったんです、弟。

上映後にダニエレ・ルケッティ監督のティーチ・インがありました。
弟はムッソリーニを崇拝しているのですが、戦後の60~70年代もそうなのかな?と思っていたら、時代背景の説明もありました。
ムッソリーニ時代にはいくつもの都市が整備されたので、そういった田舎では必ずしもムッソリーニに対し悪い感情ばかりではないそうです。

観る前は『麦の穂を揺らす風』のイタリアバージョンかな?と思っていたのですが、全然違ってました。←そら、そーだ!
でも、兄弟モノってやっぱりいいんだわあ。←これは変わらない(笑)

当日(10月27日)は台風20号のせいでエライ目にあいましたデス。
傘台無しになったデス。
ようやく記事アップできたデス^^;

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世界一受けたい授業 ~サンシャイン 2057~

映画の科学監修であるブライアン・コックス博士(以下BC博士)の音声解説のごくごく一部をピックアップしてみました。
本当に授業受けている気分になるんですよ。

◆映画の基本コンセプトについて◆
50年後に太陽が死ぬという設定ですが、実際には50億年は生き続けるそうです。それでは映画が始まりませんね。ならば、その要因探しと裏づけを行えばいいわけです。
宇宙にはQボールという暗黒物質が存在していて、その物質が太陽に漂着すれば、太陽の活動が急激に失われる可能性はあるそうです。
映画は核爆弾で核融合を起こし、再び太陽を活性させるというコンセプトなワケですね。

◆見逃したシーン◆
その1:イカロスⅠ号へのアプローチCGシーン
フツウはスリングショット航法(乱暴に言っちゃうと宇宙空間を横切る運航方法)をとるそうです。しかし、スクリーン上は水星の周回軌道をとるコースになっているらしいです。←わかんないよね、一般人。
周回軌道取れば省エネになるんでしょうが、(その分迂回するので)時間がかかるので、この場合のイカロスⅡ号は一刻を争うわけだからスリングショットを行うはずなんですね。
その2:船外は-273℃
コラソンの台詞。絶対温度とされています。
マクロ的なイミですが、実際には宇宙の放射熱で3℃高いので、-270℃と言わなければいけないらしい。←気づかないって、一般人。
BC博士曰く「キャパなら間違えなかったはず」とのこと(笑)
Sunshine_dissertation_1

◆映画の演出で曲げたシーン◆
その1:通信のデッドゾーン
太陽の妨害で地球への通信が不可能になりましたが、実はその後にチャンスはあったのです。それは水星から通信です。現に今でも可能だそう。
しかし、ここではクルーの緊張感を出したかったので、事実を曲げたそうです。
その2:スーツなしで人はどのくらい宇宙空間で生きられるか
だいたい30秒は生きられるとのこと。死因は酸素不足で寒さや気圧は関係ないそうです。
ハーヴェイ、一気にカチンコチンになっちゃいましたね。ただ凍るのを待っていると時間かかるので、映画の演出として了承したのですね。

◆科学者のポリシー◆
その1:“わからない事はわからない”と言う
キャパ君がイカロスⅠ号へリスク犯しても寄るかジャッジ委ねられたシーン。ペイロード・シュミレーションで思うような結果が出ず、キャプテンに賭けだと言います。
物理学者は想像でモノを言ってはいけないんです。何よりデータが先。これって、自分に自信があってこその台詞ですね。
その2:人間がコンピュータのバックアップ
BC博士の音声解説で私が一番共感したところです。
イカロスⅡ号を自動操縦から手動に切り変えるシーンがよく出てきます。
所詮、コンピュータも人間が作ったモノだから完全ではないし、人間の思考回路まねてもどこまで近づけるか限界あります。特にこれは宇宙規模のミッションです。
だから、何か不具合あった場合は、人間系(マニュアル)で回避するんですね。
そう、コンピュータ過信してはいけないんですよ~(笑)

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とりあえず、今回ここまで。
BC博士は1968年イギリス生まれ。
スイス・ジュネーブのセルン研究所で世界的プロジェクトに携わる物理学の権威です。
「科学に自分の一生を捧げるのは、宇宙が美しい、惹きつけられるから」と言っておられます。いいですね。
この若き天才物理学者がキャパ君のモデルとされているので、てっきり英国国籍かと思ってたんですよ。にゃんでアメリカやねん。
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最後に念のためのお断りです。
この記事の内容は、ザッパな意訳(ってか、基本的な事さっぱりなので無理!)なので、ご興味ございましたら、是非DVDご覧になってくださいませ~m(__)m
次回あるのかは…不明と思われます。イラストより時間かかるし、頭使うんです、これでも(^_^;)
そして、この記事に最後までお付き合い下さった方々、ありがとうございました。

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『パンズ・ラビリンス』(原題:EL LABERINTO DEL FAUNO)

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舞台は1944年のスペイン。主人公は内戦で父を亡くした少女オフェリア。
母は独裁主義の大尉と再婚するが、オフェリアは過酷な現実から逃れたいと願うばかり、自分の中に新しい世界を創り出す。
屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出し足を踏み入れると、迷宮の守護神である牧羊神パンが現われ、彼女に迷宮の王国へ向かうための3つの試練を与える。

現実は時として残酷。空想に逃げていては前には進めないのです。
辛い現実から架空の世界に逃避していた少女が、現実を受け入れたその刹那、迷宮の扉は開かれるのです。
ダーク・ファンタジーと言われてますが、ほんと、思いっきり容赦ないくらいダーク!“ファンタジー”ぬいてもいいくらい。
観終わって、やるせなさが残ります。
決して楽しい作品ではないけれど、ファンタジーとは別の人間ドラマが存在しています。
この異様とも言える独特な世界観、私は気に入りました。決して日本じゃ醸し出せないですね。妙に後を引きます。久々、もう一回観たいと思った作品です。好みの差が出ますよね。
しかし、義理の父、怖すぎ~~!!

そう言えば『サルバドールの朝』もフランコ政権が舞台でした。『パンズ・ラビリンス』がフランコ政権始まり、『サルバドールの朝』が末期です。
自由が許されない恐怖政治は36年続いたのですね。それは暗くなるはずです。

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『スターダスト』(原題:Stardust)ジャパンプレミア試写会

10月15日(月)に行ってきました。
ニール・ゲイマンのベストセラー・グラフィックノベルを映画化したもの。
越えてはならない壁の向こうに落ちた流れ星を探すため、壁の外に広がる魔法の国を旅する青年の冒険ファンタジー。
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心躍る冒険、難関を乗り越えながら成長する青年にロマンチックなラブストーリーとくればファンタジー映画の王道なんですが、笑いもあり、ところどころブラックテイストも…。
よく“宮崎アニメのよう”と言われているようですが…『天空の城ラピュタ』かあ~!(ちなみに宮崎アニメファンなんです、私。)
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でも映画は映画としてオリジナルな世界感出していたし、何より迫力が違います。

流れ星が女性に変わるって設定がいいですね。
その流れ星@クレア・デインズさん、人間ではないけど妙に人間臭いんです。そのギャップが面白かったです。 
主役の青年@チャーリー・コックス君、最初全然冴えないんですよ。
それが物語が進むにつれ、どんどんかっこよくなっていくんです。さすが主役に抜擢されただけあるなあ~と思いました。

そして、この映画、脇が豪華キャストすぎ!
シエナ・ミラーさん、ルパート・エヴェレットさん、ピーター・オトゥールさん、ミシェル・ファイファーさん、ロバート・デ・ニーロさんなどなど…。
海賊@ロバート・デ・ニーロさん、めっちゃええです。独特なキャラを余裕で演じられてましたね。ってか、みんなクセモノキャラでした(笑)

何も考えず楽しめる、ちょっと大人のファンタジーといった作品でしょう。

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『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(原題:La Môme)

Piaf
エディット・ピアフについては、「愛の讃歌」「バラ色の人生」を唄った世界的な歌手くらい程度の知識でした。
この映画を観て、その劇的で壮絶な人生に驚かされました。
どんなに打ちのめされても歌い続けた彼女。彼女にとっての歌は愛であり人生そのもの。そして、祈りであり、救いであったのだと思う。
だからピアフの歌って人の魂を揺さぶるんですね。

Piaf2
最初の印象、この顔つきです。おどおどして、怯えたようなギョロっとした目。しかも姿勢悪いんですよ。
それが、唄いだすと変わるんですね。
主演のマリオン・コティヤールさん、見事に演じきっておりました。
特に晩年のピアフは鬼気迫るものがありました。

Piaf1
ピアフとモモーヌ。数少ない青春シーンですね。
二人が生き生きしてとても好きです。

正直、ピアフ自身に共感も覚えなかったし、シンクロもしなかったです。
でも、泣きました。気がつくと勝手に涙してるんです。
感情が高ぶって泣くのとは違います。なんなんでしょうね。
もしかしたら、自分の意思が届かないDNA的な部分なのかもしれません。

勝手ながら私、“人生±0”だと思っております。
人生を収支決算したらプラス・マイナス・ゼロ。良い事と悪い事は同じくらい起こる。良い事が大きければ、悪い事もそれに見合うくらいの大きさ。まるで振り子の振幅のようなもの。
だから、「水に流して」の歌詞はドキリとしました。
確かに、悲惨な人生だったけど、愛に生きたピアフは仕合せだったと思うのです。
人を愛するって、自分も含めて愛せるって事なんだと思うんです。それって簡単なようで難しい。
一生懸命愛して生きたから“悔いはない”って言い切れるんだろうな。それってちょっと羨ましい。

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『幸せのレシピ』(原題:NO RESERVATIONS)

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ズバリ、ハートウォーミングなラブストーリーでした。
観終わって、タイトルどおり“幸せな気分”に浸れます。
くたびれた時、落ち込んだ時、元気のない時、心の処方箋みたいな作品。

ケイト役のキャサリン・ゼタ・ジョーンズさん、勝気だけど“かわいい女”してました。
ニック役のアーロン・エッカートさん、やっぱ、気になるんだわあ(*^_^*)←気が多いっす、自分。
ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンちゃん、芸達者ってか、どの子役もスゴイですね。

しかし、現実にニックみたいな男性いるかなあ。フツウ、出世望むよね。
自分を支えてくれる素敵な男性。しかも仕事もできる。そして決して押し付けがましくない。そんな男性に愛されたいって女性なら誰でも思う。この映画はそんな女性の願望を満たしてくれるんですね。
だから、やっぱり映画かなあ~と思いつつ、わかりきった結末にほっとしたりするんです。映画って夢みたいなものだから。

厨房のシーン、面白いです。
オペラは映画に粋な味付けしてました。

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『サルバドールの朝 』(原題:SALVADOR)

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舞台は1970年代初頭、フランコ政権末期のスペイン。主人公は自由解放運動グループに身を投じる25歳のサルバドール。活動資金を得るため銀行強盗を犯すようになる。
彼を捉えようと張り込んでいた刑事との撃ち合いの中で警官を死なせてしまう。しかし、死んだ警官の身体は彼以外の銃弾が残っていた。その事実を警察は揉み消し、彼は正当な裁判を受けられないまま死刑を宣告される。

目的のためには手段を選ばないサルバドール達。
弁護人アラウが最初に「君たちの活動に共感はしない」と言った台詞は私の気持ちでもあった。
しかし、獄中の看守へススとの交流や家族への愛情を通じて、サルバドールが良識ある好青年であり、何とか救ってあげたいと願うようにさえなるのである。
理不尽極まりない運命にも決して希望を捨てなかったサルバドール。
ラスト、その死が決して無意味ではなかった事にまだ救われた気がした。
でなければ、あまりに酷すぎる。

サルバドールは聖人君子面した革命家ではない。もし映画がそんな描き方だったら食傷してしまう。
ごく普通の青年が、国の行く末を憂い、行動を起こす。
誰かがやらなければならない。自ら暴走する事で変革の起爆剤になろうとしたのだろう。荒っぽいけれど純粋な気持ちからなのだ。
どの国にもこのような抑圧された時代はあったと思う。
その時、自分はどのように考え行動するのか、果たして、流されるまま何もしないのか。
また、冤罪をきせられた時、自分は理性的に立ち向かえるのか。
これは事実に基づいた話。遠い世界の物語ではない。
胸にずっしり作品の持つ重みが圧しかかってきた。

Salvadornoasa02 ダニエル・ブリュール君、いいっつ!!
今まで演技力は認めつつ、そんなに…かなぁ?だったのです。
いいカンジに成長したではないですか。(身長伸びて見栄え良くなったと一人納得。)
そして上手いっつ!!自然に目が追ってました。

お目目くりくりん。口元キュ♪
や~ん、子犬キャラだー(笑)
↑最後は結局これかい、自分っつ!

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『題名のない子守唄』(原題:LA SCONOSCIUTA)※ネタバレなし

Sconosciuta_la
私が今年観た中で最もベストな作品です。
『ニュー・シネマ・パラダイス』の巨匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督、音楽がエンニオ・モリコーネさんとくれば、ただではすみません。

舞台は北イタリアのトリエステ。
物語はウクライナからやって来たイレーナは、ある家のメイドになるため、ありとあらゆる手を企てる。メイドとして雇われた彼女は、その家の娘テアと心を通わせるようになる。しかし、彼女が現れてから事件が起き…といったところでしょうか。
これはですね、はっきり、ネタばれ一切しません。

全編通してスリリングでミステリアス。どのシーンも気が抜けなかったです。
そして、あのラスト!!泣いてしまいました。
(も少し語りたいんですけど、ネタばれにつながるんでやめときますわー。)

Sconosciuta_la_1
主演のクセニャ・ラポポルトさん、美しい。顔ちっちゃ~い!!じゃなくって、素晴らしかったです。
女の哀しさが滲み出ていました。

Sconosciuta_la_2
テア役のクララ・ドッセーナちゃん。お人形のような愛らしさ。それだけではありません。とんでもない演技力です。
先が楽しみな逸材です。

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『酔いどれ詩人になる前に』(原題:Factotum)

“小説家は小説しか書けない人がなるんだよ”
知人である小説家の言葉です。
映画を観て、この言葉が真っ先に浮かびました。

Factotum1

これは、チャールズ・ブコウスキーというカリスマ作家の超ドン底極貧時代を描いた映画です。
はっきり、とんでもない奴です。
昼間っから酒びたり。ありついた仕事もすぐさま首。金がないと女のねぐらに潜り込む。
その間にも書くことは忘れない。彼にとって“書くこと”が生きることだから。
成功という結果がわかっているから、映画として楽しむことができました。
でなければ、あまりに救いがないです。
だって、救いようがない人、世の中にごまんといるんですもの。

演じたマット・ディロンさん、味わいあるいい中年になりました。
どかこすっとぼけた語り口調、愛すべきダメ男です。やっぱり、格好よいと思いました。

Factotum2

このシーン、好きです。
ヒールが痛いと裸足になった彼女に自分の靴を履かせるのです。
ぶっきらぼうな男の優しさが出てます。

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『トランシルヴァニア』(原題:Transylvania)

突然、姿を消した恋人を見つけるために、ジンガリナは親友マリーとともに彼の故郷トランシルヴァニアへと旅立つ。異教の祭礼で恋人と再会を果たすが、彼にはもはや愛情のかけらさえ残っていなかった。ジンガリナは妊娠していたことも告げられず、絶望の淵に立たされる。狂気、喧嘩、音楽、そして、祭りへの陶酔の中で愛を失い、この世で唯一人という孤独感を味わう。どん底を味わい、再び、旅に出たジンガリナは謎めいた男チャンガロと出会い生まれ変わる…。
以上、公式サイトよりストーリー引用です。

Transylvania_logo

なんと言うか、不思議な映画。
自分とはかけ離れたどこか遠い世界の出来事。登場人物もキョーレツな個性。
こんな人生もあるのかなあ。
無茶苦茶だけど妙に心地良い世界。
旅路の果てに2人はかけがいのないものを見つけたのです。
自分を必要としている人に巡り合う仕合せっていいなあ。
あと、音楽、これ耳に残ります。

ジンガリナのアーシア・アルジェントさん、なんつーか怖すぎです。三白眼で睨んでます。
それがラストは聖母マリアのよう。穏やかないい笑顔でした。

チャンガロのビロル・ユーネルさん、疲れた中年、ぴったし!
『愛より強く』では超ネガ男だったけど、今回は女のために(振り回されつつ)一生懸命に頑張る役どころ。
そう、一生懸命っていいよね。風貌とミスマッチ、そういう姿がいじらしいです。
そして、頑張った分、ちゃんと報われる。
心地良く感じたのは、そういう所かもしれません。
玉ねぎの調理方法に爆!

070712_transylvania_sub1
この紋所が目に入らぬか!!なワケないです(笑)

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『トランスフォーマー』(原題:Transformers)

昔のアニメを知っているのですが、当時よりはるかにカッコいいです。
トランスフォームする様は圧倒されます。
ただ、パーツの動き、順序とか関係なくめちゃくちゃなんでない?
そこは金属生命体だからアリなのですね。

ストーリーは単純明快。
核心に触れるまでが長かったような気がします。
人間の描き方もパターン化されてめちゃわかり易い。金属さんの方が人間臭かったりします。
ところどころで笑いをとってくるところはいいけど、世界の破滅という緊張感は希薄。
要するにアニメなんだなあ。
そういったイミでは『300』と同じ線上。ただ、手法が対極って感じです。

とはいえ、映像はさすがで、楽しめました。
現代社会へのメッセージも込められていましたしね。
あと、ミリタリーファン、車好きにはオススメかな。
このテの作品に多額の制作費かけるって日本じゃ無理だよね。あと技術的にもね。

主人公@シャイア・ラブーフ君はフツウの(煩悩だらけの)高校生。
ガールフレンド@ミーガン・フォックスさんは高校生ばなれなナイス・バデーです。
Transformers1
状況、深刻なのに明るい、明るすぎだよ、君たち。
そのシャイア君は『インディ・ジョーンズ4』息子役でご出演とか。私のタイプと違うんだなあ。←大きなお世話ですね(^^ゞ

まともなキャラだった陸軍大尉@ジョシュ・デュアメルさん。
Transformers2
萌えどころ、彼中心におかっけてました。

バンブルビー、泣かせるんだよ~。いい子なんだよ~。
Transformers3
映画観終わって、黄色い車に思わず反応しちゃったよ。

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『リトル・チルドレン』パトパト、グッジョブ!

Little_children

ポスター、一瞬ドキッとしますよね。
大作のような派手さはないけれど、普通の人々を扱った作品として、佳作以上だと思います。

仕合せってなんだろう。
飽き足りた日常に、どこか物足りなさを感じる毎日。
喪失感を甘い蜜で埋めるかのように、秘密の情事を重ねていく。

人間、欠点は誰にもある。
その欠点を克服し、成長することが、大人になるものだと、子供の頃は思っていた。
実際、そんな上手くはいかない。
果たして、どのくらいの欠点が克服できるんだろう?

これは、大人になりきれない大人たちの物語。
だから、とっても身につまされる。

間違って道に迷っても、いつでも軌道修正できるんだよ。遅くはないんだよ。
観終わって肩の荷が少し軽くなる、そんな映画です。

ケイト・ウィンスレットさん、フツウの主婦役も違和感なし。揺れる女心と葛藤が手に取るようにわかります。
ジャッキー・アール・ヘイリーさんはものすごい存在感っ!

でも今回はパトパトを褒めてあげたい!!
(数年前、パトリック・ウィルソンさんを某雑誌でこう呼んでいたをマネしました。)
若いお父さん役、子供との会話が自然でよかったです。
(特に子供を肩車した会話がいいんだよね。ロボットのシャキーンみたいなの^^)
今後、演技派として注目したいな♪
ただ、ジェニファー・コネリーさん(メイク濃すぎ~^^;)と夫婦って、違和感アリかも。

Little_children_2

これは未公開シーンです。
パトパト、エエ体してはります(笑)

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『VOLVER ボルベール<帰郷>』

ええ~っつ、この映画って殺人事件なの?

ストーリー展開が読めなくて、どう持っていくんだろう、こんなに映画に集中したのは久しぶりでした。
おとしどころ、見事です。観終わって、しばらくしてから、じわじわ心に染み入ってきました。

この映画は二世代の母と娘の物語。
Volver3
母と娘…心を通わせるって現実には難しいのです。なかなか素直になれないのです。
Volver4
どんなことがあっても、最後に娘の帰郷する場所は母親なのです。

Volver2
お母さん役のカルメン・マウラさん、さすがコメディの女王。お茶面でかわいかったです。

たとえ忘却がすべてを打ち砕き
幻想を葬り去ったとしても
つつましい希望を抱く
それが私に残された心の宝

帰郷(ボルベール)

映画の中、主役のライムンダが魂を込めて切々と歌い上げます。
Volver0
ペネロペ・クルスさん、圧倒的な存在感で魅せてくれました。
こんなに上手い女優さんとは思いませんでした。付け尻、バッチリ。

女は強く逞しいのです。
誰にも人には決して語れない秘密はあるのです。

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『ラッキー・ユー』ついでに『トロイ』

バナ バナ バ~ナ~ バ~ナ~♪
↑(ドナドナで)
エリック・バナはんのネタの時は必ずこの唄を歌うことにしているのです。

この映画はバナはんとドリュー・バリモアさんのラブ・ストーリーです。
Lucky_you
バナはんはプロのポーカープレーヤー。ドリューはんはクラブ・シンガー。とくれば、舞台はラスベガス。
ラブ・ストーリーなんですが、孤独でどこか頑ななバナはんが、ピュアなドリューはんと出会い変わっていく、人間的ドラマでもあります。
ストーリー的にはまずまず。バナはんとドリューはん、父親のロバート・デュヴァルさんの存在感で役者はバッチリ。
ポーカー世界大会のシーンは面白かったです。
しかし…こんな旦那持ったら苦労しまっせ!!
Lucky_you_bana
なんちゅ~か、マージャンしてる、おっさんっぽいっす(笑)

バナバナはんといえば、やっぱ『トロイ』のへクトル兄ちゃんだなあ。
ということで…♪
Troy
詩はホメロス『イリアス』より。
ああ、もう、ホント切なかったよ!!

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プレイバック『イカとクジラ』

ようやっとレンタル観ました。
特に大事件があるわけない、ドラマチックな展開でもない。
日常の中で起こりうる悲喜劇。家族ってなんだろう?親だって所詮不完全な人間。自分の望んだ通りには現実は進まない。
現実を受け入れ、乗り越え、少年は成長していくのであります。
みんな少なからずも身におぼえがあるんじゃないかなあ。
不可思議なタイトルの意味、ラストでわかります。

Photo
うん、すごいよ、このオブジェは…。

キャスト、何気にすごかったですよ。
恐怖の毒舌父にジェフ・ダニエルズ。女を選んだ母親にローラ・リニー 。
なんといっても一番は兄役のジェシー・アイゼンバーグ君。
母親に反発しながら、実は一番望んでいたのは母であるという多感な役を見事に演じておりました。
自慰行為にふける弟役のオーウェン・クラインはめちゃ芸達者でした。彼のご両親はフィービー・ケイツとケビン・クライン!納得。

Photo_1
兄弟の間に流れるビミョウな感情。

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『ZODIAC - ゾディアック -』

「俺は殺すのが好きだ」
全米史上初の劇場型連続殺人事件。奇妙な暗号で世界を挑発した犯人は、ゾディアック と名乗った
(映画パンフのイントロダクションより)

最初に事件が起きたのは1968年。犯行文がマスコミに配られるが、それは奇妙な暗号。
ゾディアックを追い、深みにハマり、人生を狂わせて行く男たち。謎解きより、関わった人間の身の振り方なのである。
キャスティング、ホント良かった。それで長丁場持ちこたえた感あるなあ。(2時間37分はちと長いよう。)

ジェイクたん、オタクしておりました。このポーズ、BBMっぽ~い!!

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ロバート・ダウニー・Jrさん…どこまで演技?ってくらい崩れ具合がよかったっす!

Zodiac_robert_downeyjr

え~~っつ!!グリーン先生@ERっつ!ズラつけると別人だわああ。
そう、アンソニー・エドワーズさん、結構イケてました。

Zodiac_anthony_edwards

マーク・ラファロさん、70年代ファッション、すごく似合ってました。
で、ちょっと画像で遊んでみました(^^ゞ
題して『ひとりじゃんけん』

Zodiac__mark_ruffalo

おそまつm(__)m

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『300』ちょっとだけイラスト

300_oracle
オラクルです。このシーン、やっぱ、いいな。

300_astinos
はい、お気に入りのアクティノスくんでっす♪

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『300』観てきたよ♪

先日の試写会に続き、先行ロードショーと2回観ました。
アナログとデジタルの融合、上手い具合に生かされていました。
“戦い”をどう魅せるかにポイントがおかれていたのもミソ。斬って斬って斬りまくる。血飛沫は花火のよう。
ストーリーは単純明快。そう、マッスル版チャンバラ映画。
あれほど悲惨なラストなのに、観終わった後、感傷とか浸ることは無かったんだな。
かといって、面白くないわけではないし。

300_1
こういう戦術シーンは見応えあったです。

300lenaheadey
王妃さん、原作より膨らませてありました。

300michaelfassbender 300tomwisdom
一番のお気に入りは、ステリオス&アクティノスによる殺陣シーン。剣舞のようでした。

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ジェリさん、吼えっぱなしでした。足長いっす。立ち姿はかっちょえかった。
でも…う~ん、レオニダス王に感情移入はできなかったなあ。

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うえ~ん、クセルクセスはカマっぽかったよう。眉毛と口紅、最大なのが仕草^^;
声までロドリゴさんいじられるとは想定外(笑)

ちょっと思ったんですが…こういったVFXが主流になってくると、役者に求められるものも変わってくるんだろうなあ。その辺、ビミョウかも。

何が足りないかな、と思ったら、そっか、“切なさ”だったんだわ。私の切なさゾーンから外れたんだわ…。
戦う本能を呼び起こす映画。チャンバラ好きな男の人にはいいかも。

ジャパンプレミアはハズれましたが、試写会に、レッドカーペット観覧のチラシ配ってました。会場に山のよう積んでありました。中には入れないけど、ジェリさんを見るチャンスはあるんですね。

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『ドレスデン、運命の日』(原題:DRESDEN)

GWの後半に『クィーン』を観ようと思ったら完売状態で、同劇場で上映していた『ドレスデン、運命の日』にしたのです。
これが、まあ、意外に(ごめんなさい^^;)面白かったです。

第二次世界大戦末期のドイツで実際に起こったドレスデン大空襲の惨劇を描いています。
この時代、ドイツといえば一方的に加害者扱いでした。しかし、戦争とは関わり無い一般の人々が大勢犠牲になっていたのです。
そういったよく知られていない出来事にも目を向けて欲しい、そして、戦争という過ちを犯してはならない、といったメッセージが込められているのです。

映画は時の流れに絡ませ、人間模様を織り込んで展開していきます。
どちらかというとラブ・ロマンスがメインに描かれているので、暗くなりがちな戦争映画とはひと味違っています。
とはいえ、後半の空襲シーンは凄かったです。

ストーリーなど時代背景は公式サイトさんでご覧ください。

Dresden1
何不自由なく育ったお嬢さまが得体の知れない男に惹かれちゃうって展開はありがちかなあ。まあ、主人公の女性が親しみやすい顔立ちだったのがよかったなあ。う~んロバートはなあ…イギリスってよりドイツっぽいっす。あ、ハーフか(笑)

Dresden2
私なら、絶対、婚約者のアレクサンダーさんにいくです!

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『バベル』(原題:BABEL)※ネタばれあり

遥か昔、言葉は一つだったが、神の怒りに触れバラバラにされた-旧約聖書の創世記“バベル”の如く、映画はモロッコ、メキシコ、東京、3大陸4言語で繰り広げられます。
バラバラになった世界は一つになれるのだろうか?現代に生きる我々は、言葉を超え、わかりあえるのだろうか?

観終わった直後は、エピソード投げっ放しすぎで中途半端。結局、繋がっているのは“銃”だけ。まとまり感ないなあ~と感じました。
そして、心の中に“わけのわからない”シコリが残りました。
観終わって数日たった今も、そのシコリは消えませんが、人間に生まれた“哀しさ”が湧き上がってきました。人間は何て愚かな生き物なのだろう、と。
ただ、希望が全く無いわけではありません。国境を超え、言語を超え、繋がろうとする姿も描かれています。

この映画はキッチリした結末を望む人には向かないのかもしれません。
これは、神から受けた“天罰”を払拭しようと努力する人間たちのドラマなのでしょう。
ん~でも…なんか…しっくりこないシーンも多かったかなあ。つまらない、とかじゃなく、要するに、好みなんだけどね。

撮影と音楽が『ブロークバック・マウンテン』でした。
おお~っつ!そんなカンジだぎゃあ。(何故か名古屋弁。)

Babel_richard_susan

ブラピさん、老けましたなあ~が最初の感想(笑)
ケイト・ブランシェットさん、ほとんど寝っぱなし。最初はそういった理由でオファーしぶったらしいですなあ。

Babel_morocco

子供のホンの出来心から、払わされた代償は大きかったです。
う~ん、これは救いようがないなあ。

Babel_santiago

教訓:飲んだら乗るな、乗ったら飲むな。
で、ガエル・ガルシア・ベルナルさん、あまり関連なかったっすなあ。結局、あの後、どうなったの?

Babel_amelia

教訓:油断大敵、火がぼうぼう。
これくらいは大丈夫、そんな軽い気持ちが…こんなメに。

Babel_chieko

このキャスト陣で一番の存在感。菊池さん、アカデミー賞・助演女優賞ノミネートは納得の迫力の演技。(体はってます!!)
だけど、チエコの“怒り”や“孤独”は理解できても、キャラに同化はできなかったです。あそこまで“攻撃的”になる理由が映画では読み取れないです。
それでも、ラストの父親との抱擁シーンは彼女の頑なな心が癒されたようで、少々安心しました。

で、あの手紙には何が書いてあったのお~~!←これが一番気になるです。

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『サンシャイン 2057』(原題:SUNSHINE)※ネタばれあり

映画評、良くないみたいですね。

舞台は2057年。
太陽の活動が衰え、地球も人類滅亡の危機に瀕している。太陽に核爆弾を投下して生き返らせるミッションに望んだ8人のプロフェッショナルたち。
彼らが乗り込んだイカロス2号で体験する事とは?果たしてミッションを果たすことができるのだろうか?と言ったところでしょうか。

“本格的なSF”という先入観で映画に望むと…えっつ?という気分になるのかもしれません。
SFスリラー&ホラーなのです。『28日後…』に近いなあ。ピンバッカ-があの姿ですもんねえ。
あと、予告編で真田さんの存在感が強かったので、“日本人が頑張っている!”と期待して行くと…あららら~な気分になるのかもしれません。
予告編見た限りでは真田さんが主役なのに(ちゃうちゃう!)、ソッコー消えちゃうんですものね^^;

でも、私は結構ハマりました。
“地球を救う”使命を帯びているんですが、大仰ではなく、淡々としているんです。内に秘められた分、逆に“重さ”がヒシヒシと伝わってくるのです。
だから、事も無げに自己犠牲ができるのです。(←例外ありですが~^^;)
自分のやるべき事がわかっている、仕事に徹する姿勢がいいなあ。これぞプロだよ。
切ないんだなあ。

キャスト良かったんだけどなあ。
前からキリアン・マーフィーさんの演技、好きでした。
クリス・エヴァンスさんもローズ・バーンさんも、真田さんも他のクルーも、エピに個性が出ていてよかったんだけどなあ。

Sunshine2057

“イカロス”と聞いたらギリシア神話の“イカロスの翼”が頭に浮かびます。
まさにこの映画そのものなのです。

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